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「やはたひがし日本語クラブ」 待望の日本語教室開講 【北九州市八幡東区】

(アイキャッチ画像:日本語教室の様子)

今年4月6日、「やはたひがし日本語クラブ」が開講しました。ここは、無料の日本語教室です。

筆者は、北九州にほんご企画代表理事の山田亜由美先生から開講の話を聞いた昨年8月から開講日を楽しみにしていました。

外国人学習希望者からの依頼で開講

北九州市のほとんどの区には、外国人向け日本語教室がありますが、八幡東区と門司区にはなかったとのこと(門司区は開講準備中)。

やはたひがし日本語クラブは、北九州在住外国人からの要望を受け、開講されました。他区の日本語教室開催とは重ならないように配慮されているのを知り、素晴らしいと思いました。

対象は日本語を練習したい人。生活の会話やJLPT(日本語能力試験)の勉強など、日本語ボランティアの先生と一緒に無料で学ぶことができます。

まさかの再会

筆者が訪れたのは、2回目の開講日。

教室に着くと、そこにいたのは講師である和田久子さん(通称チャコ先生)。彼女は、北九州にほんご企画が開講している日本語教師養成講座受講後、ボランティアとして教えているとのこと。

しばらく話を聞いていると、お互いに「もしかして…?」。実は筆者とは昔の同僚で、久しぶりの再会となりました。

勉強熱心な学習者

この日の学習者は、ネパールの女の子2人で、初回に引き続き2回目の学習。

持参したノートにはたくさん練習した様子があり、本当に待ち望まれた教室なんだと思いました。

彼女たちがチャコ先生と山田先生と2時間にわたり、楽しそうに、でも熱心に学習している様子を拝見。

日本語学習の難しさ

生まれてから今まで当たり前のように使っている日本語を、大人が言語学習という形で学んでいるのを見て、改めて日本語は難しいと感じました。

特に、文字を書くこと。

どうやって教えるのだろうと疑問がありましたが、ここでは、体も使っての学習で、ノートの上だけではない謎の勉強方法でした。

日本語を学ぶ人たちから私たちへのリクエスト

私の友人やこの日の学習者たちからは『やさしいにほんごを使って』というリクエストが。

日本で、日常使われる日本語は、外国の人たちにとっては、わかりづらいものもあるとのこと。例えば、「記入してください」は「書いてください」、「休日」は「休みの日」などと、言い換えればわかりやすくなるようです。

また、「外国人だからと言っていきなり英語で話しかけないで」「英語を使わない国の人もいますよ」とは山田先生(写真下)。

確かに、もしも私が外国へ行き、知らない言葉で知らない人に話しかけられたら驚くし、逃げ出すかもしれません。言葉が通じる日本人でさえ、知らない人にはいきなり話しかけないですよね。外国人なら大丈夫だと親切心から話しかける人もいるようです。

外国人学習者、日本語を教えてくれるボランティアを募集中

こちらでは、外国人学習者や、日本語を教えてくれるボランティアの日本人を募集中とのこと。

体を使った謎の勉強方法も見ることが出来ます。筆者もまた見学に行ってみたいと思います。

◼️所在地/北九州市八幡東区中央2-1-1 北九州レインボープラザ3階 八幡大谷市民センター内
■問い合わせ/TEL093-661-1092

※2023年4月26日現在の情報です

(ライター・Hanako Sakura)

 

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