幸せを運ぶスコーン「Fscone」オープン1周年【北九州市八幡東区】

(アイキャッチ画像:多彩なスコーン)

八幡中央区商店街の中にあるスコーン専門店「Fscone(エフスコーン)」が5月28日で1周年を迎えました。

これを記念し、同店では6月2~4日の3日間に1周年感謝企画を実施。その様子を紹介します。

店舗前にはフォトスポット「スコーンの家」も

開店時間にあわせて訪問した筆者ですが、すでに何組か先客があり、お店の人気ぶりがうかがえました。

同店は店長の二見さんが1人で切り盛りしているため、1組ごとの対応となりますが、外で待っている間もかわいいフォトスポット「スコーンの家」が目を楽しませてくれます。入店待ちの子どもはもちろん、通りすがりの子どもたちも興味深々で、中に入ったり、スコーンの写真を眺めたりと、思い思いに楽しんでいました。

外観は木の温かみのあるクラッシックカントリーな印象ですが、店内は白壁と木目を活かしたナチュラルな雰囲気で、店長の二見さんのほんわかした雰囲気とマッチしています。

ガラスのショーケースに並ぶ焼き立てのスコーン

扉を開けて入店するとまず目に入るのが、素敵なガラスのショーケースに並べられた焼き立てのスコーンたち。

訪問日は、ショーケースの上段に「生クリームスコーン」「プレーンスコーン」、下段に「アールグレイとオレンジピールのスコーン」「抹茶と小豆のスコーン」「カカオとホワイトチョコのスコーン」と、5種類のスコーンがお皿の上に行儀よく積み重なっていました。

ショーケース横には1つずつパッキングされたスコーンが数種類と、スコーンクッキー、マフィン、この日のために作られた特別なジャムが販売されていました。

どれにしようか目移りしてしまうため、店長おすすめスコーンを教えてもらいました。

Fsconeのスコーン 特徴は大きく分けて3タイプ

Fsconeのスコーンは材料や製法によって3つのタイプに分けられます。

写真左がバタースコーン(プレーン) 写真右が生クリームスコーン(プレーン)

1つめは、店主こだわりのグラスフェッドバターを使用したふんわりと軽い口当たりの『バタースコーン』。

2つめは、太白ごま油を使用し、表面をしっかりと焼いた『オイルスコーン』。

オイルスコーン(いちご)

3つめは生クリームを使用したふんわり優しい甘さの『生クリームスコーン』。

定番のスコーンと季節にあわせたオリジナルスコーンが常時6種類ほど並んでいます。

薔薇の花を練り込んだ生地に薔薇のジャムをサンド「薔薇のスコーン」

「グラスフェッドバター」? 初めて聞く名前だな…と店内を見まわすと、説明書きが目にとまりました。「Fsconeで使用しているバターは牧草のみを食べて育った牛のミルクで作られたグラスフェッドバターを使用しています。また、良質な脂肪の不飽和脂肪酸を含んでいて、一般的なバターより口当たりが軽く、上品なコクとあっさりした味わいが特徴」と記されています。これを見ると、バタースコーンははずせません。

人気の生クリームスコーンとこだわりのバターを使用したプレーンスコーンを1つずつ。そして店長おすすめ、この時期限定の「薔薇のスコーン」、ストロベリーチョコがコーティングされた「ストロベリースコーン」、「ココナッツ」の5点を購入。スコーンは1つ350円、3つで1000円。スコーンサンドは450円となっていました。

その他、ハンドドリップコーヒーや紅茶などテイクアウトの飲料の販売もあるので、スコーンと一緒に近くの公園で一息つくのも良いですね(徒歩5分ほどの場所に東田大通り公園があります)。

材料へのこだわり

Fsconeのスコーンの材料は、できるだけ身体に優しい素材を使いたいとの思いから、基本となる生地の材料にこだわって、国産の小麦粉、有機豆乳、グラスフェッドバター、太白ごま油、きび砂糖を使用しているそうです。

お店をはじめたきっかけ

二見さんにスコーン専門店をはじめたきっかけを尋ねました。

昔からお菓子作りが大好きだったということもあり、カフェで勤務時代にはお菓子作りを担当していたという二見さん。その時にスコーン作りにはまり、いつかスコーン屋さんを開けたらと夢見ていたそうです。Fsconeの『F』は二見さんの頭文字をとってつけたもの。スコーンへの愛が伝わってきます。

八幡中央区商店街の魅力

かつては製鉄の町、企業城下町とも呼ばれていた八幡東区、Fsconeのある八幡中央区商店街も多くの客で賑わう活気のある商店街だったと承知しています。

現在は人口の減少や高齢化とともにシャッターを閉じる店が増加する中、同店の向かいの店舗には二見さんの友人で同店のオーナーでもある小林さんの経営するスリランカ料理店「キャンディアン」があり、こちらも人気のお店となっています。

また、「キャンディアン」のお隣の美容室の店主はFscone内のポップやポストカード(二見さんの飼い猫の写真入り)を率先して作ったり、入口に設置されたスコーンの家も1周年のお祝いで贈ってくれたりしたのだそう(こぼれ話:スコーンの家に貼られている写真はこれまでに二見さんが焼きあげたスコーンたち。みんなよい表情をしています)。

これぞ商店街!地域のあたたかさを感じました。

1周年をむかえて~これからのこと~

1周年を迎えた「Fscone」これからの夢や目標を尋ねました。

スコーンは焼き立てが1番!という二見さん。「焼き立てスコーンをもっとたくさんの方々に食べていただきたい!1つ1つ心を込めてスコーンを焼きます」と、にっこり。地域のあたたかさ、スコーンへの愛がたっぷりと込められたスコーン。焼き立てを1口頬張ると、心もほかほか幸せな気持ちになりました。

同店は、地域のイベントや商店街の企画「100円商店街」にも出店しています。イベントならではの商品もあるとのことで、そちらも楽しみですね。

■住所/北九州市八幡東区中央町2-19-9
■営業日/金・土・日(変更あり、お店のInstagramカレンダーに掲載)
■営業時間/11:00~15:30 ※スコーンが無くなり次第終了
■駐車場/近隣にコインパーキングあり

※2023年6月20日現在の情報です

(ライター・kohalu.7)

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