【新型コロナ／北九州】市内商業施設の休館　イベント中止が最大のおもてなし

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、市内の大型商業施設は臨時休館・休業を発表しました。ゴールデンウィークを控える中、各商業施設や施設内の店舗がどういった対応をとっているのか、それぞれ担当者の方などに聞いてみました。

チャチャタウン、開業以来初のイベント中止

「チャチャタウン小倉」は、大道芸人などがパフォーマンスを披露するイベントを、開業以来初の中止にしました。来館者は4割程度に減っているそうです。運営室・館長の荒瀬聡（あらせ・さとし）さんは「開業以来20年間、365日、館内のステージで大道芸人やミュージシャンによるイベントを行ってきました。緊急事態宣言を受けて、このイベントを中止にしましたが、これがわたしたちにできる最大の”おもてなし”と考えました」と説明しました。開業以来、行ってきたイベントを中止することは勇気のいる決断だったそうで、来館者の安心安全を第一とする対応を取っているとのことでした。

アミュプラザ小倉、終息後に「ギラ横丁・ギラダイニング」再開へ

「アミュプラザ小倉」は、店舗が臨時休業しているため、来館者は大幅減。イベントは緊急事態宣言以前から感染防止のために自粛していたそうです。

営業部販売促進課・広報の萬代諒（ばんだい・りょう）さんは「コロナウイルスが終息した後には、地域と連携し、街が明るくなるような企画を考えていきたい」とし、事態終息後には、今年2月に発表されたギラヴァンツ北九州の応援企画「ギラ横丁・ギラダイニング」を再開する予定であると話しました。同企画は、昨年好評だった「ギラ横丁」を拡大したもの。試合を観戦した人が特典を受けることができる店舗を集めており、アミュプラザ小倉内の18店舗がこの企画に参加しています。

24日からは小倉の街を応援しようと、インスタグラム「#KOKURA YELL」からメッセージを発信しています。

イートインに代わり、酒類も合わせたテイクアウトを開始

「アミュプラザ小倉」内の「グランドゥ アムール」は全国でも珍しいバルスタイルのベーカリー。お客さまの安全のためにイートインコーナーは閉鎖し、ナポリタンや唐揚げなど数種類のメニューと酒類のテイクアウトを始めました。酒類の販売は、4月9日、国税庁が発表した新型コロナウイルスの影響を受けている飲食店への救済措置である「期限付酒類小売業免許」を取得しての対応。

店長代理の田中健太郎（たなか・けんたろう）さんは「早くコロナが終息してくれればと思います。終息した後には、どなたでも気軽にアルコールを楽しめる“ベーカリーバル”を再開する予定です」と話しました。

休館・休業施設の営業店舗まとめ

施設としての臨時休業を発表している場合でも、一部の店舗では営業しており、営業店舗の状況を下記にまとめています。最新の情報は各施設や各店舗の公式サイトなどでご確認ください。

※4月28日、30日の取材内容を元に記事を作成しています。
※本記事の休館・休業情報は4月28日時点の公式HPの店舗情報を基に作成しています。最新の情報は個別の施設の情報を確認してください。

（北九州ノコト編集部）

1.    リバーウォーク北九州    

2.    井筒屋（小倉店・黒崎店）