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小倉南区で花火30発を打ち上げ「明るい話題になれば」 24日にも予定

花火を製造・販売している「ワキノアートファクトリー」(北九州市小倉南区)は、新型コロナウイルスの影響により外出を自粛している北九州市民の気持ちを明るくしたいとの思いから、市内各地で無償での花火の打ち上げを計画しています。

4月10日と17日には、会社の地元である小倉南区の東谷地区で花火の打ち上げが行われ、北九州市の花を表現した「ひまわり」など大輪の花火30発が夜空を彩りました。次回の準備も進めており、24日には午後7時半ころから小倉南区での花火の打ち上げを予定しているそうです。

外出自粛が続くとみられるGW期間中には、5月1日以降、より広範囲から花火を見られる皿倉山などでの打ち上げを検討しているとのことです。

花火で盛り上げる動きは全国に波及

ワキノアートファクトリーは60年以上続く老舗で、ハウステンボスや「わっしょい百万夏祭り」などの花火を手掛ける業界大手。緊急事態宣言が発出され、外出自粛が続く中、街を明るくしてくれる企画になりそうです。

ワキノアートファクトリーの相田英寿(あいた・えいじゅ)マネージャーによると、コロナウイルスで気持ちが沈みがちな市民を花火で応援しようという動きは全国に広がりつつあるそうで「まずは北九州で市民のみなさんに花火を楽しんでもらい、明るい話題作りになればと思っています。こうした動きが全国の花火業界につながっていけば、うれしいです」と、企画に込めた想いを語ってくれました。

すでに大分や青森など、全国の花火会社8社から、北九州市での花火の取り組みについて問い合わせを受けているそうで、今後は全国各地で同様の企画が実施されるかもしれません。

17日の花火の打ち上げの様子は全国の報道番組で報じられたことから、東京や関東地域などからも「花火の様子をみて気持ちが明るくなりました」「元気がでました」といったメッセージが届いているそうです。

※4月15、22日に電話取材をしました。

(北九州ノコト編集部)

株式会社ワキノアートファクトリー
【会社概要】
設立 1955年10月
所在地 福岡県北九州市小倉南区大字呼野601-12
事業内容 花火事業部(各種煙火類の製造・販売、イベント企画・運営)

 

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