
薪焼き料理とワインを楽しむ「ビストロ レグナ」に行ってみた シェフの縁が繋ぐ店【北九州市小倉北区】
(アイキャッチ画像:「BISTRO legna」外観)
小倉駅から徒歩13分、北九州市小倉北区馬借にある「BISTRO legna(ビストロ レグナ)」は、今年3月3日にオープンしました。
店名の「legna」は、イタリア語で「薪」という意味があります。今回は、そんな「BISTRO legna」へ行ってきました。
薪の香りに包まれる特別な空間
店のドアを開けた途端、薪のカカオのような少し甘く香ばしい心地よい香りに包まれ、そこはまるでイタリアのようです。
「薪がゆっくりと火を灯し料理の味わいを深め、自然と人が集まる暖かい雰囲気を作る。暖かく賑やかな場所で人がつながって食事やワインを楽しんでもらえるように」という同店のコンセプトが、様々な心遣いとなって随所に施されています。
本場仕込みの店長 人柄がつなぐ人の縁
店長に話を聞いたところ、本場イタリアのアマルフィやトスカーナで修行されたそうです。
イタリアに渡った初日。たまたま立ち寄ったホテルのバーで、偶然居合わせたホテルオーナーの息子に気に入られ、そのままホテルに宿泊することに。
翌朝、お礼にホテルの玄関を掃除していたところ、それを見たオーナーに気に入られ、レストランを紹介してくれました。そこから、イタリアンシェフとしての修行の日々が始まったのだとか。
なんとも映画のような驚く展開で、微笑ましいです。
店長は自身のことを「ラッキーボーイなんですよ」と笑いますが、同じようにお店の雰囲気も“幸せ”と“ラッキー”が溢れています。
小倉が育んだ30年の縁と技
そして、もう一人。同店のシェフはワインに詳しく、自身も家庭用ワインセラーを持ち、好みのワインを保管しているといいます。
店長とシェフはいずれも小倉出身。とあるレストランのシェフ同士として出会い、それぞれ修行を重ねて、またこの場所で再会した先輩と後輩。共に、シェフ歴30年のベテランです。
2人は料理やワインの知識が豊富なうえ、それを心から楽しそうに丁寧に説明してくれます。この2人から生まれる料理が美味しいのは言うまでもないのですが、その期待を超えてくる料理とワインの数々です。
「薪焼き」という特徴的なスタイルに加え、暖かい薪の香りと共に、店長とシェフが絶妙なコミュニケーションを取りながら、優しい笑顔で提供してくれます。
「うわぁ」という感嘆の声にふと隣のテーブルを見ると、皆さんが笑顔で美しい料理を写真に収めていました。
薪とワイン、心躍る料理が彩るひととき
薪焼きの薪は北九州産の「ピカ薪」。この薪を使った料理や、筆者おすすめのメニューをご紹介します。
ホワイトアスパラガスの一瞬の贅沢を味わう
<フランス産ホワイトアスパラガスのサバイヨンソース>は、“賞味期限1分”と一瞬の贅沢を味わえます。
※こちらは、季節によって提供がない場合があります。
看板メニューは圧巻の一皿
<A-5黒毛和牛の薪焼き>は、肉の厚みが圧巻の一皿です。
食べ放題にもできるハモンセラーノ
<スペイン産ハモンセラーノ>は、柔らかくて香りがよく上質さを感じます。
こちらは、料金をプラスすると食べ放題になります。
ほかにもデザートの<クリームブリュレ><チョコレートムース>などがあり、料理は毎回サプライズに溢れています。
ソムリエ厳選のワインとこだわりのドリンク
さらに、ワインは同店のソムリエが厳選したもの。もちろんスパークリングも用意されています。
ビールは<マスターズドリーム>とこだわりがあります。
ランチでは芸術品のような前菜盛り合わせも
同店のランチでは<10種のこだわり前菜盛り合わせ前菜の盛り合わせ>が提供されます。
10種類の前菜が芸術的に盛り付けられていて必見です。