
【猿渡公園】まるで猿のようだった? コンパクトなのに充実感(北九州市戸畑区)
(アイキャッチ画像:「猿渡公園」の入り口)
北九州市戸畑区菅原1丁目の天籟寺川沿いにある「猿渡公園」。住宅地の中にありながら、川の流れと木々に癒やされる公園です。
今回は、公園名にまつわる“猿の話”とともに、猿渡公園の魅力を紹介します。
猿が名前についたワケ
猿渡公園は、天籟寺2丁目の交差点から菅原神社方面へ進み、すぐ右手に見えてくる天籟寺川沿いに位置しています。
公園名の由来について確定した資料はありませんが、園内の案内板によると、かつてこの一帯は「大字戸畑字猿渡」と呼ばれいたそうです。

そして、橋がなかった時代、人々が川の中の飛び石をぴょんぴょんと跳ねて渡る姿が猿に似ていたことから、「猿渡」という名前が付いたと伝えられています。

現在は、欄干に猿のデザインが施された「猿渡橋」が架けられ、由来を今に伝える象徴的な存在となっています。
遊び・休憩・植物がそろう!コンパクトで充実した公園
猿渡公園の魅力は、その云われだけでなく、限られた敷地の中に工夫と配慮が詰まった園内設備にもあります。
子どもが思いきり遊べる場所と、大人が安心して見守れる空間、そして自然を感じられる環境がバランスよく整えられています。
3方向から入れて利用しやすい
猿渡公園は三方を道路に囲まれ、3つの入口が設けられています。猿渡橋に最も近い入口には、階段になっており、手すりが設置してあります。

また、子どもたちが描いた陶板タイルがびっしりと貼られており、「1998年」「長野オリンピック」といった文字から、今から約27年前の作品ではないかと推測。そうであれば、描いた子どもたちもすっかり大人になっていますね。

反対側の入口は、階段とスロープ。もう一方は段差のない入口でベビーカーや小さな自転車でも入りやすい造りです。

体を思いきり動かせる遊具
園内には、広さは控えめながら、遊びの要素が凝縮されています。

3段階の鉄棒やすべり台やうんていを備えた複合遊具。

その他、滑車付きロープで滑走するターザンロープなど、子どもたちが全身を使って遊べる遊具です。

見守りやすい休憩スペース
休憩できるベンチは木の陰に配置され、子どもたちの様子を近くで見守りながら休憩できできるようになっています。

また、円形の東屋の上には大きな時計が設置され、遊びに夢中になっても時間を確認できます。

やさしいデザインと植物たち
家の形をしたトイレは、やさしい色合いで親しみやすいデザイン。

花壇には花が植えられ、丁寧に手入れされている様子がうかがえます。

また、天籟寺川周辺ではカワセミを見かけることもあり、白鳥が住み着いているという話もあるそう。自然観察も楽しめる環境のようです。

昔と今がつながる地域に寄り添う公園
猿渡公園は、猿にたとえられた昔の人々の暮らしの記憶と、現代の充実した公園設備が共存する、地域に根付いた公園です。
遊び、休憩、自然とのふれあいが一度に楽しめる猿渡公園は、日常の中でほっと一息つける存在として、これからも大切にされていくことでしょう。
<猿渡公園>
■住所/〒804-0044 福岡県北九州市戸畑区菅原1-7
■駐車場/なし
2026年1月3日現在の情報です
(ライター・一色多香子)
