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ゼンリンミュージアム開館1周年記念 企画展「ゼンリンの地図づくり」開催

ミュージアム受付エントランス

昨年6月に”歴史を映し出す地図の博物館”としてオープンした「ゼンリンミュージアム」(小倉北区室町1-1-1リバーウォーク北九州14階)。

開館1周年を記念し、企画展「ゼンリンの地図づくり」が6月5日(土)より開催されます。

時代や使う人のニーズに合わせ変化してきた「地図づくり」。その裏側を見ることができる今回の企画展となっています。同時に特別展示もあり、通常の入館料で企画展を見ることができます。

進化し続ける「地図づくり」に関する地図や資料約30点が登場

江戸時代後期、伊能忠敬は全国を歩いて測量し、繰り返し距離や方位を測り21年の歳月をかけ日本全図を完成させました。現代では、現地に赴き情報を収集・確認するという地図づくりの本質を継承しつつ、機械を併用した様々な手法で地図づくりが行われています。

今展では、現代における情報収集の手法や整備の工程・編集技術が、「調査図面」「3D高精度地図データ」などの約30点の地図や資料を基に紹介されます。

特別展示 伊能小図の副本とみられる「實測輿地圖」を初公開

「伊能図」とは、19世紀はじめに伊能忠敬が率いる測量隊によって作成された地図の総称で、縮尺によって「大図」「中図」「小図」の3種類に大別されます。

今回の特別展示では、2020年に新たに存在が確認された伊能小図の副本とみられる「實測輿地圖(じっそくよちず)」(同館所蔵)のレプリカを初公開。常設展示の伊能大図・中図と併せて見ることで、伊能忠敬の地図づくりの工程や伊能図の見どころを知ることができます。

「Zキュレーター」による企画展ガイドツアー

企画展「ゼンリンの地図づくり」の会期中の平日(休館日を除く)午後2時~午後2時30分は、地図の楽しみ方を伝えてくれるスタッフ「Zキュレーター」による企画展ガイドツアーも実施されます。参加費は無料。事前予約不要なので、気軽に参加を。参加人数によっては少人数のグループに分けて複数回行われます。

また、有料入館者全員に、開館1周年を記念して製作されたオリジナルデザインの「カードルーペ」と、今展オリジナルの「チケットホルダー」が配布されるとのことです(カードルーペは無くなり次第終了、チケットホルダーは企画展期間中のみ)。

また、今後の新型コロナウイルス感染症の状況でガイドツアーの中止や会期が変更になる場合があります(最新情報はゼンリンミュージアムホームページで確認可能)。

■企画展名/「ゼンリンの地図づくり」
■会期/6月5日(土)~8月29 日(日)
■開館時間/10:00~17:00(最終入館16:30)
■入館料/1000円 ※保護者同伴の小学生以下は無料
■休館日/月曜(ただし祝日の場合は翌平日)

※2021年6月1日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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