
北九州の受賞オフィスに新たな表現? 円柱LED新映像「箱庭(エデン)」配信スタート<新ケミカル商事>PR
(アイキャッチ画像:「株式会社新ケミカル商事」のエントランス円柱LED)
北九州市小倉北区に本社を置く新ケミカル商事株式会社のオフィスは、2025年度・第38回日経ニューオフィス賞「九州・沖縄ニューオフィス推進賞」を受賞しました。
そのオフィスのエントランスに設置された円柱LEDによる最新映像が「箱庭(エデン)」です。
今回、この映像が生まれた背景と制作過程をインタビューにより紐解いて、受賞オフィスと映像表現が生み出す新たな空間の可能性を紹介します。
日経ニューオフィス賞を受賞したオフィス
日経ニューオフィス賞は、日本経済新聞社および一般社団法人ニューオフィス推進協会(NOPA)が主催し、創意工夫あるオフィスづくりを評価・表彰しています。
今回「九州・沖縄ニューオフィス推進賞」を受賞した新ケミカル商事のオフィスは、駅前デパートの空き店舗という課題の解決策として高く評価されました。
窓のない商業施設をオフィスに転用する際、円形ラインをオフィス全体に展開。効果的な照明やガラスを多用して、開放的な空間を実現しました。
© Nacása & Partners Inc. FUTA Moriishiまた、既存の柱を活用した円形LEDやマルチモニターの設置、バイオシャドーなどのICT技術の導入、調光フィルムのリバースモードによる節電対策などへも取り組み、外光が入らない空間を逆に映像や空間演出によって魅力へと変え、新しい価値を生み出した点が評価されました。
円柱LED映像「箱庭(エデン)」とは?
昨年9月にリリースされた新映像「箱庭(エデン)」は、北九州本社オフィスのエントランスに設置された円柱LEDで上映されています。
この円柱LEDは、縦2400×横1426ミリメートル、ピッチ1.9ミリメートルという高精細仕様。建物の既存柱を囲う形で設置され、360度どこからでも視認できる構造のため、エントランスの象徴的存在として、来訪者を迎えています。

今回の新映像は、無機質な未来的空間の中の箱庭に、光と自然、そして生命感を表現。再生時間は約90秒で、制作期間は約半年に及びます。
これまで制作された「北九州から全国、世界へ」という宇宙をテーマにした映像も同時配信されており、過去・現在・未来が交差する空間演出が実現されています。
新映像「箱庭(エデン)」は、「新ケミカル商事株式会社 北九州本社デジタルサイネージ 2025」から観ることができます。
新映像「箱庭(エデン)」の誕生と挑戦
新映像「箱庭(エデン)」の発想の出発点から円柱LEDでの表現まで、新ケミカル商事の担当者である岡晶穂さんと制作を手がけた株式会社HERE.の土井昌徳さんに話を聞きました。
映像コンセプトが生まれ形になるまで<新ケミカル商事・岡晶穂さん>
岡さんに新映像の制作背景を聞いたところ、「北九州本社は<見せるオフィス>として設計されていますが、窓がなく自然を直接感じにくい空間でもあります。そこで働く社員や訪問者が、ふと “癒し”を感じる存在を作りたかったんです」と、その発想の出発点を話します。
当初は「盆栽」というテーマ案もあり、その後調整を重ねる中で鳥を飛ばすアイデアが加わり、より広がりのある世界観へと進化。最終的に「エデン」というタイトルが提案され、無機質な空間の中の「箱庭(エデン)」が確立しました。

「木」をモチーフに選んだ理由を聞いたところ「企業としての成長と未来へのエネルギーを象徴するためです。力強く根を張り、枝葉を広げる姿に、企業の持続的発展を重ねました」と岡さんは語ります。
制作過程で最も議論されたのは「木の存在感」だといい、現実味を持たせながらも象徴性を失わないバランスを追求したそうです。

完成映像を初めて現場で見るまでには、「もしかしたら、オフィスに浮いてしまわないか」という不安もあったそうです。しかし、実際には空間に自然に溶け込み、無機質な印象を和らげる存在としてしっかりと機能しました。
社内からも「オフィス印象が柔らかくなった」と好意的な声が寄せられており、同じフロアの保育園児が映像を見て喜ぶ姿も見ることがあるそうです。
円柱LED映像への挑戦<株式会社HERE.・土井昌徳さん>
土井さんは、「私たちにとっても、円柱LEDの新映像は特別な表現でした。360度視認可能という特性ゆえ、どこを“正面”とするのか、どの位置からの見え方を基準に設計するのかが重要になります」と話します。
特にスケール感の調整は難易度が高く、木や鳥の大きさが少しでも不自然になると空間から浮いてしまうそうです。事前シミュレーションを重ねながら、最終的には現場で何度も確認・微調整を行ったといいます。

さらに、この映像は「無音」。音がないからこそ、見る人の解釈に委ねる“余白”が生まれます。広告のように明確なメッセージを押し出すのではなく、アートに近い立ち位置で、見る人それぞれの物語が立ち上がる設計を目指したそうです。
制作過程については、「実在する樹木を観察してベースにしながらも、円柱に映した際に最も美しく見える形を追求。葉の茂りや鳥の動き、光の粒子の量に至るまで、細部を何度も試作しました」と話します。

最終的に「木」と「鳥」の役割が見えた瞬間、全体像が完成形に近づいたそうです。
木と鳥がもたらすエネルギーによって木が変化する演出は、生命力を象徴する決定的な要素となっています。
オフィスに息づく、新しい表現のかたち
受賞オフィスという評価された空間に、円柱LEDの新映像「箱庭(エデン)」が加わりました。
これは、訪問者への驚きと、働く人への癒しを両立させる新たな試みです。
窓のない商業施設という制約を、映像によって価値へと転換する──そこには、空間設計と映像表現が生み出す相乗効果があります。
この取り組みは、新ケミカル商事が空間づくりを通じて企業価値を高め、未来志向の姿勢を体現していることを示しています。
なお、同社では新しく「TikTok」での情報発信もスタートしています。
(提供:新ケミカル商事株式会社)
