門司港のトロッコ列車「潮風号」が運行再開 車体も車内もクリスマス仕様?
門司港をのんびり走る「北九州銀行レトロライン トロッコ列車 潮風号」(以下「潮風号」)。機関車・客車の定期検査のため運休していましたが、長い検査期間を経て、11月27日から運行が再開しました。
12月11日からはクリスマスの飾り付けをした潮風号が走っています。
車体も車内もクリスマス一色の「潮風号」
「潮風号」にリースなどを飾り、クリスマス仕様に仕上げたのは、潮風号を運営する平成筑豊鉄道の職員の皆さん。いつもと違った「潮風号」を感じてもらいたいとの思いから、クリスマス列車だけでなく、これまでにもハロウィーン列車やバレンタイン列車など、手づくりの飾りで車内装飾を実施しています。
「お客さま、特にお子さまから『とても楽しかった』と大変ご好評をいただきました。私どもスタッフ一同の大きな励みになっております」とのこと。
12月の運行日は、12月18日・19日・25日・26日の4日間。
いつもと違う雰囲気の潮風号に乗るもよし、門司港でクリスマスの飾り付けをした潮風号を見かけたら手を振るもよし。この時期しか出会えない潮風号が門司港レトロで待っています。
最高速度が“日本一遅い”トロッコ列車
2009(平成21)年に運行を開始した「潮風号」は、最高時速15㎞と日本で最も遅く、短い列車。JR門司港駅そばにある「九州鉄道記念館駅」から「関門海峡めかり駅」までの2.1キロメートルを片道約10分で走ります。
トロッコ客車2両を小型のディーゼル機関車車(DB-10)が挟んだブルーの車体の「潮風号」の車窓からゆっくり関門海峡の景色を眺めたり、関門海峡めかり駅手前のトンネルでちょっとしたサプライズを楽しんだり、子どもから大人まで幅広く親しまれています。
また、途中にある「出光美術館駅」「ノーフォーク広場駅」も含め、「潮風号」の4つの駅はいずれも観光スポットなので、どこで下車しても門司港の魅力に触れることができます。
運行期間や料金など、詳細は「北九州銀行レトロライン トロッコ列車 潮風号」ホームページで見ることができます。
※2021年12月15日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)