北九州芸術劇場で「ダンスと性教育のワークショップ」初開催 企画3本立て 

(アイキャッチ画像:過去のワークショップの様子)

3月26日・27日、北九州芸術劇場 創造工房・稽古場(北九州市小倉北区室町1丁目1-1-11 )で、康本雅子+池上恵一「ダンスと性教育のワークショップ」が行われます。

ダンサー・振付家の康本雅子さんが2019年から自主企画としてスタートした性教育ワークショップが、ダンスと性教育の3本立てで北九州に初登場。身体を動かし、自分の体を知るということ、男の子らしさや女の子らしさとはそもそも何か、好きな人や嫌いな人それぞれの人のことを思いやる(想像する)ということなど、こころと身体、人と人との触れ合いについて、想像力を培うための内容となっています。

子どもたちが「性」を恥ずかしいものではなく、大切なこととして捉えられる場

Mr.Childrenや一青窈のMVの振付を手掛け、映画「竜とそばかすの姫」主人公・ベルの歌唱シーン全ての振付考案とモーションキャプチャを担当するなど、ジャンルにとらわれず幅広く活躍する康本さんの自主企画として2019年に始まった同企画。康本さんの息子(当時小学5年生)が「セックス」という言葉を知っているということに慌てた康本さんが、身体に関わるものとして性教育について改めて考えたことがきっかけとなったと言います。

小学校では4年生から性教育が始まりますが、科学的な知識の前に知っておいてほしい、考えてほしいことは実はたくさん。子どもたちが「性」を恥ずかしいものとしてではなく、大切なこととして、真面目に楽しく捉えられる場、そしてそれぞれの家庭で親子が性についてオープンに向き合うようになれるような場を提供したいとのことです。

「北九州芸術劇場で、ダンスと性教育の3本立てWSを開催します。お馴染みのダンスWS(ワークショップ)と、小学生対象の性教育WSと、大人向け性に関するロールプレイ対話のWSです。最後のが???となるかと思いますが、これは相当に面白くて深くて試されるWSです。ふ、ふ、ふ」と康本さんはコメントしています。

講師の康本雅子さんと池上恵一さん

3本立てワークショップ 参加申し込み受け付けは3月25日まで

3月26日午後3時~午後4時30分は、中学生以上を対象とした「かるがるんダンスWS」。体を動かすのが好きな人はもちろん、最近運動不足だなという人も、体を隅々まで動かす気持ちよさを一緒に味わうという内容。講師は康本雅子さん。ダンス未経験でもOK。参加費は1000円です。

3月26日午後4時30分~午後6時は、中学生以上対象の「誰かのカラダを着てみたらWS」。「性」の話ってなぜしにくいのだろう? ロールプレイ形式の対話をつかって「性」に関するさまざまな立場や考えを『相談者』『カウンセラー』『観察者』に分かれて演じてみることで、自分や他者について想像してみるWSです。講師は康本雅子さんと池上恵一さん。参加費は500円です。

なお、「かるがるんダンスWS」と「誰かのカラダを着てみたらWS」の両方に参加する人は、2つのワークショップ合わせて参加費1000円となっています。

3月27日午後1時~午後2時30分に行われる「マジな性教育マジか」は、親子向けワークショップ。対象は小学3~6年生で、保護者同伴が必要です。「男の子らしさ」「女の子らしさ」って何? グループでの話し合いや、言葉をつかわないコミュニケーションを取り入れたさまざまなゲームを通して、からだへの発見を広げていきます。自分のからだと向き合い、受け入れること。他人のからだにふれて、想像し大切にすること。アーティストとともに頭だけでなくからだを通して「性」について考えてみる機会となっています。講師は康本雅子さんと池上恵一さん。参加費500円。

参加希望者は3月25日までにメールでの申し込みが必要です。申し込み方法の詳細は、康本雅子公式ホームページで見ることができます。

※2022年3月19日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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