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シャボン玉石けんが『48周年アニバーサリー缶』販売 3000個の数量限定

(アイキャッチ画像:48周年アニバーサリー缶)

北九州市若松区南二島に本社を構える「シャボン玉石けん株式会社」が無添加石けんに切り替えて48周年を迎えることを記念し、「48周年アニバーサリー缶」を5月1日から数量限定で販売しています。

苦難の時代を乗り越え、製造・販売を続ける『無添加石けん』

1910年に雑貨商として創業した「シャボン玉石けん」。1960年代には合成洗剤の販売を行っていましたが、当時、国鉄(現JR)からの依頼で無添加粉石けんを試行錯誤の末に完成させました。

その無添加粉石けんを先代社長・森田光德が自宅で使ってみたところ、長年原因不明で悩まされていた湿疹がきれいになり、湿疹の原因が自社の合成洗剤であることが判明。経営のことを考えて悩んだものの「体に悪いと分かったものを売るわけにはいかない」と一大決心し、1974年、同社は無添加石けんの製造・販売に切り替えました。

原料にこだわり手間ひまかけて丁寧に炊き上げる「ケン化法」で作られた石けんは、合成洗剤より割高だったため、流通業者や世間から見向きもされず、売り上げは一気に100分の1まで激減。100人いた従業員もわずか5人になるなど、苦しい状況が長く続きました。

そんな苦難の中、17年間の赤字を乗り越え、「シャボン玉石けん」では「健康な体ときれいな水を守る」という企業理念のもと、無添加石けんの製造・販売を行っている『無添加石けんのパイオニア』なのです。

込められている想いは「みなさまに『缶(かん)48(しゃ)』」

「シャボン玉石けん」の語呂「シャ(48)ボン玉」から、「48」は同社にとって特別な数字なんだそう。また、これまで支えてくれた人たちへの「感謝(しゃ・48)」の意味を込めて、48周年を記念の年としているといいます。

そんな特別な年に「みなさまに『缶(かん)48(しゃ)』」という気持ちを込めて誕生したのが、「48周年アニバーサリー缶」です。

シャボン玉石けんが無添加石けんに切り替えて30周年を迎えた2004年に数量限定で発売した「缶入りスノール(洗濯用粉石けん)」が好評で、「また発売してほしい」という要望が多く寄せられたことから、今回の「48周年アニバーサリー缶」を企画。

デザインはシャボン玉石けんのファンでもある社員からデザイン案を募集し、100件以上の中から無添加石けんに切り替えた当初のパッケージデザインを反映したレトロな案に決まりました。

写真右が無添加石けんに切り替えた当時の洗濯用粉石けんのパッケージ

「48周年アニバーサリー缶」のセット内容は、48周年アニバーサリー缶、洗濯用粉石けん「粉石けんスノール2.1㎏」、計量スプーン(紙製)。価格は3630円。

缶のみの販売(2200円)も含め、3000個限定。同社通信販売で販売中です。

48周年アニバーサリーノート「スノート」も数量限定で登場

また、上記通信販売では、A5サイズの48周年アニバーサリーノート「スノート」も数量限定で販売中。

同社公式SNSで「粉石けんスノール」のパッケージ柄のノート工作を紹介したところ、商品化希望の声が多数あり、実際に商品化したとのこと。価格は198円となっています。

※2022年5月4日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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