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北九州市内最大の農業用水ダム「昭和池」 穴場のウォーキングスポットも

小倉南区にある「昭和池」は、北九州市内最大の農業用水ダム。

その大きさは、周囲2.5キロメートル、面積11.6ヘクタールで、今はなき「スペースワールド」(駐車場を含む)の敷地のおよそ半分という、非常に大きな池です。

JR朽網駅から徒歩25分の場所にあり、たくさんの緑に囲まれています。池の周辺は整備されており、「昭和池公園」という名前で市民にも親しまれています。

年中楽しめる穴場スポット

昭和池の周りは約1200本のソメイヨシノが囲み、春は「昭和池の千本桜」として人気です。秋になると、もみじが見事なまでに池の周辺を彩ります。

池の周辺や、駅から朽網川に沿って歩くウォーキングコースもあり、四季折々の自然と触れ合えます。

桜やもみじを目的に遠方から訪れる人もいますが、小倉南区の外れにあるため「穴場」と言えるかもしれません。

干ばつの被害がきっかけ

御影石造り「余水吐」が設置されている「昭和池」

昭和池は、「北九州市最大の農業用水ダム」といわれています。

池の案内板には、昭和池ができた歴史について、このように記されています。

曽根平野は、元来雨の少ない地域で、たびたび干ばつに見舞われてきました。特に1929年以降の5年ごとの大干ばつは悲惨を極め、多くの農民が苦しい思いをしていました。この惨状を見かねた地元の有志が立ち上がり、農林省や福岡県に陳情を重ね、1939年に地域や戦時中のセメントなどの資材不足で工事は順調に進みませんでした。後期の延長、工事計画の変更、建設資金の増額などを経て、1944年3月に完成し、当時の福岡県知事・吉田茂氏が「昭和池」と名付けました。これにより、曽根平野の農地約500ヘクタールの農業用水が確保され、以降、干ばつの被害をうけることがなくなりました(昭和池案内板・原文まま)

池には御影石造り「余水吐」もあり、貯水池からあふれ出た水は、トンネルを通って朽網川に放流されます。雨の多い時期も、ダムを守る役割を果たしているということです。

2種類の「ウォーキングコース」

ウォーキングコースのマップ

誘導版が設置されているウォーキングコースは、「昭和池コース(約2.6キロ)」と「出あい坂里山ロード(3.6キロ)」の2パターンが楽しめます。

「昭和池コース」は、池の周囲を1周し、四季を楽しみながら歩きます。

「出あい坂里山ロード」は、JR朽網駅をスタート地点に「朽網中央公園」「貴船神社」を通過し、昭和池公園を中間地点に朽網川に沿って歩くコースになっています。

坂道が多いので、歩くのに慣れていないと少々きついかもしれません。ウォーキングする際はしっかり水分補給も忘れずに。

涼しい夏を「昭和池」で

池の横を下ると、春には満開のソメイヨシノを楽しめる広場がある

池沿いを進むと、貫山、水晶山、平尾台方面に続く林道へ繋がっています。

昭和池公園の駐車場は無料で、34台分の駐車スペースがあります。丸太型のかわいいトイレもあり安心です。

緑に囲まれた山側は、池と川もあり平地より涼しく感じます。ピクニックもおすすめです!

(北九州ノコト・大畠あずさ)

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