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「人生をいい意味で脱線できるチャンスにしてほしい」嶋田瑞生さん(株式会社ATOMica代表取締役)

(写真提供:株式会社ATOMica)

2月1日、小倉駅前アイムにオープンしたコワーキングスペース「ATOMica(アトミカ)北九州」。運営するのは、2019年4月に創業した「株式会社ATOMica」です。

「株式会社ATOMica」は、「Everyone Can Do Everything Everywhere - みんな、どこだって、なんだって、できる。-」をコンセプトに、地方都市を中心にサービス展開を行っているローカルコミュニティ&コワーキングスタートアップ企業です。今回は、同社代表取締役COO&CCO嶋田瑞生(みずき)さんに、「なぜ宮崎についで北九州を選んだのか」「どういったことができるスペースなのか」など、話を聞きました。

足掛け2年、宮崎に次ぐ2拠点目として小倉に「コワーキングスペース」をオープン

同社が拠点となる地方都市として最初に選んだのは、宮崎市。2019年6月、宮崎市の中心市街地にある百貨店に、第1号店となるコワーキングスペース「ATOMica宮崎」をオープンさせました。

「出店場所を選ぶ際に、“都市間の移動のしやすさ”や“行政のアクティブさ”など、都市としての魅力を点数化して作った独自の採点表を参考にしているのですが、宮崎市はトップ3に入っていました。まずは九州で、ということは決まっていたので、それならば宮崎市でやってみようとなりました」と嶋田さん。

実は北九州市もその採点表の中で上位に入っており、1号店がオープンしたわずか5カ月後の2019年12月には、北九州市に2号店を出すというプロジェクトが立ち上がっていたと言います。

それから足掛け2年、新型コロナの影響もあってなかなかオープンできずにいましたが、2月1日、「ATOMica北九州」がオープンしました。

外から見るからこそ気付ける、可能性のある街・北九州

「中の人からは見えないかもしれないけれど、北九州市は可能性のある街。行政はアクティブだし、九州工業大学や北九州市立大学、西南女学院大学など大学がたくさんある。TOTOやゼンリン、安川電機など技術系ではトップクラスの企業もある。さすが世界一栄えた街だと感じるし、北九州で出会って話をした人たちも多くが『もう一回あの時代のように盛り上げたい』と願っている。その想い・パワーはあとちょっとで爆発しそうなもので、ちょっとつついてあげると人々が笑顔になるパターンなんじゃないかと感じています」と、北九州市の魅力について話してくれた嶋田さん。

「このビル(小倉駅前アイム)にしたって、住んでいる人には当たり前になっているかもしれませんが全国探してもなかなかないものです。小倉駅が目の前で建物の形も特徴的。無印良品やユニクロ(4月オープン予定)があって、電気店やフィットネスジム、飲食店なども揃っている。寝ること以外このビルの中だけで完結できる、僕らから見ればすごい場所なんです」と続けます。

「『人も減ってきているし、何もないところでしょ』と北九州の人は自分の街に対して自信がないように感じることもありますが、北九州はおもしろい場所。僕の出身地、仙台市が北九州に負けるわけないと思っていましたが、何度も北九州を訪れるうちに『仙台よりいいんじゃないか?』と思わされてしまうほどの魅力があります。北九州がもっと活気あふれる街になるよう、そして皆さんが自分の街に誇りを持てるよう、その背中を押せる仕組みをつくることができたら…」と嶋田さん。

仙台に住んでいた頃は早く外に出たいとしか思えず、東京に出てみて仙台の良さに気付くことができたという嶋田さんだからこそ、外から見た北九州の魅力に気付くことができるのかもしれません。

目指すは、人や情報との出会いが待っている“コラボレーションスペース”

北九州をもっと盛り上げるために、「ATOMica北九州」が目指すのは、単なるシェアオフィスではなく、仕事や学び、研究など、やりたいことを支援するために最適な場所・情報・仲間と簡単にアクセスできるような“コラボレーションスペース”。

「おもしろい人と出会い、知らなかった情報に触れると、新しい発明が生まれるし、人生をいい意味で脱線できるチャンスにもなる」と嶋田さんは話します。

実際、「ATOMica宮崎」には、ビジネスマンや学生だけでなく、「家だとどうしても“お母さんモード”からの切り替えがうまくできず、集中できないから」と独立開業に向け勉強する主婦や、「娘の試験勉強と合わせて一緒に資格試験の勉強でもしてみようと思って」と親子で利用される方など、いろいろな人が集まり、さまざまな交流が生まれているそう。

オフィスと自宅との行き帰りだけでは体験できないような新しい出会いも多々あるそうで、陶芸家や書道家といった普段なかなかビジネスマンが交わる機械のない方々が他の人たちと交流することを目的にやって来るというケースもあると言います。

「ATOMica北九州でも、“仕事する”“勉強する”だけでなく、利用者の皆さんに自分なりの方法でこの場所を遊んでもらいたい。パレットに色がたくさんある方がいろいろなことができるように、いろいろな人が集まっていた方がおもしろい化学反応が期待できる。どうやってこの施設を使えばいいか思いつかない時は『私だったらどうやって使えばいい?』とスタッフに質問してもらえれば、スタッフから利用方法を提案させてもらいます」とのことです。

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