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北九州市営バスの継続には「月にあと2回の乗車」が必要? 運転手は14人が不足【北九州市】

(アイキャッチ画像はイメージ<写真AC提供>)

北九州交通局は市営バス利用者の減少により、乗合収入がコロナ禍前の水準まで回復しない危機的な状況にあります。

さらには、赤字路線の維持や運転者不足、燃料費の高騰など困難な課題に直面。これを受け、ラッピングバスの運行や運転者の給料アップなどさまざまな取り組みをスタートしています。

市営バス利用「あと月に2回」の呼びかけも

(画像はイメージ<写真AC提供>)

北九州市営バスは、若松区を中心に、八幡西区、小倉北区、戸畑区、遠賀郡芦屋町、水巻町で運行。利用者数が年々減少しており、特に新型コロナウイルス感染症の拡大時期には激減しました。

北九州市交通局は、身近な交通手段として市営バスを残していくためにも、普段市営バスに乗っている人は「あと月に2回」、乗っていない人は「月に2回」の利用を呼びかけています。

訴求に力を入れており、チラシ・ポスターの配布やラッピングバスの運行、SNSでの動画発信などの取り組みを通して、市営バスの現状を知ってもらい、利用を促しています。

「運転者不足」に向けた取り組みも

バス運行継続のためには、運転手不足も重要な問題です。

現在、運転者の欠員が継続しており、今年1月1日時点では14人が不足。さらには60歳以上の運転者が全体の約半数、30歳以下の運転者は全体の7パーセントという状況にあります。

そこで運転手の初任給を経験に応じて最大4万円増額し、賞与も大幅アップするほか、大型2種免許取得支援制度として最大50万円を補助する制度も設けられました。さらに車両を使った運転体験会も開催されるなど、未経験者でもバス運転士の仕事を検討できるような試みが行われます。

詳細は、北九州市交通局のホームページで見ることができます。

※2025年2月18日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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