
【北九州市】令和6年の実観光客数は「832万人」 前年と比較した結果は?
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北九州市では毎年、市内の観光の動向を把握するため、北九州市観光動態調査を実施し、北九州観光データサイト「KTAS(Kitakyushu Tourism Data Analysis Site)」と北九州市ホームページで公表しています。
この調査は、市内観光施設への来場者数、観光客向けに行っているアンケート調査、観光庁が集計・公表しているデータなどをもとに、前年1~12月の市内の観光の状況がまとめられています。
今年10月には、令和6年1〜12月の北九州市観光動態調査が発表されました。
令和6年次の北九州市の観光状況は? 延べ観光客数は2500万人超
令和6年に北九州市内を訪れた延べ観光客数は2531.4万人と対前年比13.9%の増加となりました。

内訳は、観光地点を訪れた観光客数(延べ人数)が1625.6万人で対前年比8.3%増、行祭事・イベントを訪れた観光客数が905.8万人で同25.5%増といずれも増加。
特に「KOKURA CHRISTMAS MARKET&CASTLE」や「バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会」といった大規模イベント、国際試合等の開催が増加の要因として挙げられています。
観光客数(実人数)は対前年比で減少 宿泊者数はコロナ前の水準に
観光客数(実人数)について、いわゆる北九州市内の観光地を訪れた観光客数は832.4万人。そのうち643.1万人が日帰り客数で対前年比20.7%の減少となった一方、宿泊客数は189.3万人で対前年比2.2%の増加となりました。

宿泊客数では、オンライン会議の普及等によりビジネス目的が減少した一方、観光目的が増加するなどコロナ禍前の水準に回復し、過去3番目の人数となりました。
外国人観光客数は3割増 引き続き東アジアで注目
外国人観光客数は36.7万人で、対前年比36.4%増。韓国・台湾・香港・中国が90%を占め、特にアジア圏から北九州市が注目されていることが読み取れます。

エリアでは小倉都心地区・レトロ地区が約半数
分野別・地区別観光客数を見ると、小倉都心地区・レトロ地区が約半数を占めているものの、その他の地域も含めまんべんなく観光客が訪れたようです。

産業観光客数は令和3年以降、順調に回復傾向となっているものの、コロナ前の水準にはまだ及びません。修学旅行生数は対前年比では微増となっており、令和4年以降は横ばい状態です。
わっしょい百万夏まつりは140.5万人が来場

行祭事では「わっしょい百万夏まつり」を筆頭に「関門海峡花火大会」など、夏開催の祭りが上位に入りました。一方、イベントでは「KOKURA CHRISTMAS MARKET&CASTLE」「黒崎イルミネーション」など、秋冬開催のイベントに注目が集まったようです。
