【老松公園/門司区】門司港住民の憩いの場 ユニークな像や噴水も!

老松公園の球場側入り口

門司港駅から関門トンネルへ向かう途中、国道2号線と国道3号線の境目に位置する「老松公園」(北九州市門司区老松町3)。大小2つのグラウンドや噴水などがある広々とした緑豊かな老松公園は、門司港に暮らす人たちの憩いの場となっています。

かつて軍の兵器製造所だった場所を大正時代に公園として整備したのが、老松公園のはじまり。その後、関門海底国道トンネルの開通を記念して1958(昭和33)年3月に開催された「世界貿易産業大博覧会(門司トンネル博)」の会場としても利用されるなど、古い歴史を持つ公園です。“日本三大みなと祭”といわれる「門司みなと祭」の会場としても知られています。

国道2号線に面した入口から入り、まっすぐ進むと噴水が見えてきます。この噴水は「関門トンネル博」の時に作られたもの。噴水の周りには、トンネルの開通を記念して作られた「美の女神像」2体と「トンネル戦士像」が設置されています。

「美の女神像」2体は噴水のすぐそばにあります。トンネル工事にちなんで、頭が“ドリル”になっているのも見逃せないポイントです。元々「美の女神像」は3体あったそうですが、現在は2体しか確認できませんでした。

「トンネル戦士像」は「美の女神像」からは少し離れた場所、門司市民会館寄りの場所に立っています。その姿からは「トンネル掘った!やったぞ!」という喜びの声が聞こえてきそうです。

園内を散策していると、大きな石がいくつも置かれている場所を発見。子どもの頃にこの石にのぼって遊んだという人も多いのではないでしょうか。

ナイター設備のある大きなグラウンドではソフトボールの試合などがよく行われていますが、取材日はたくさんの人たちがグラウンドゴルフを楽しんでいました。グラウンド内には、戦没軍人の忠魂碑も建てられています。

地元では「すみれ広場」と呼ばれている、少し小さめのグラウンドもあります。グラウンドゴルフや幼稚園の運動会などでも利用されています。

老松公園内には「門司図書館」もあります。公園を散策して、図書館で読書を楽しむと気持ちもリフレッシュできそうですね。

※2021年5月4日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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