小倉昭和館でイベント「映画と落語で伝える平和」 桂竹丸さんが登壇

(アイキャッチ画像:「小倉昭和館」外観)

戦後77年の今年、「小倉昭和館」(北九州市小倉北区魚町4-2-9)では、「『今』戦争と平和を想う」のテーマで、7月23日~8月19日の間、さまざまな映画が上映中です。

その一環として、8月13日午前10時30分から、シネクラブサポート会主催・落語イベント「映画と落語で伝える平和」が開催されます。イベント当日は、映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」上映後、鹿児島出身の落語家、桂竹丸さんが創作落語「ホタルの母」を披露します。

世代を越えて語り継ぎたい真実の話を語りつくす創作落語「ホタルの母」

竹丸さんが2005年から演じている創作落語「ホタルの母」の舞台は、戦時中に旧日本陸軍の特別攻撃隊の出撃基地が置かれた鹿児島・知覧。基地の近くで軍指定の食堂を営み、「特攻の母」と慕われた鳥浜トメさんと過酷な運命を背負った若い特攻隊員たちとの交流を描いています。

世代を越えて語り継ぎたい真実の話を桂竹丸さんが鹿児島弁も交えながら心を込めて語りつくします。

石原慎太郎が製作総指揮・脚本を手掛けた映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」

落語の前に上映されるのは、新城卓監督の「俺は、君のためにこそ死ににいく」(2007年/日本)。石原慎太郎が自ら製作総指揮と脚本を手掛け、「特攻の母」と慕われた実在の人物・トメの視点を中心に描く群像劇。特攻隊員役に徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆らが挑むほか、トメ役は岸惠子が演じます。

映画の上映は午前10時30分~午後0時55分。落語の上演は午後1時15分~午後1時50分。当日に映画の鑑賞ができない場合は、8月14日~8月19日の期間での鑑賞も可能となっています。料金は2500円。前売り券は小倉昭和館で販売中。電話、Eメールでの予約も受け付けているとのことです。詳細は、小倉昭和館ホームページで確認できます。

※2022年8月4日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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