
セントシティ西側に「ウミナトベンチ」設置 名前に込められた想いとは?【北九州市小倉北区】
(アイキャッチ画像:「UMINATO Bench(ウミナトベンチ)」)
セントシティ西側の公開空地に11月30日、「UMINATO Bench(ウミナトベンチ)」が設置されました。
12月初旬に現地を訪れた様子とともに紹介します。
小倉都心部のにぎわいと居心地を生み出す
「UMINATO Bench」は、小倉都心部のにぎわいと居心地を生み出す取り組み「コクラBEAT」の一環。市民や市外からの来訪者が気軽に立ち寄れる“まちのリビング”を創出するものとして誕生したといいます。
現地を訪れてみると、緑色の人工芝の上に2つの長いベンチが設置されていました。

明るい木目のベンチは、背もたれに丸みがあり、どこか海の波を思わせるデザインです。

裏側を見てみると、こちらも腰掛けれるようになっており、大人数で座ることができそうです。

平和通り沿いにはモノレールが走り、小倉の中心部らしいにぎわいを感じながら、ゆったりくつろげる空間になっています。
海と港が息づく北九州市らしさを感じるデザイン
デザインしたのは、北九州市在住のデザイナー・田村晟一朗さん。旦過市場の大火災で全焼した小倉昭和館の再建設計では、「北九州市都市景観賞 建築デザイン特別賞(2025)」を受賞しています。

北九州市は「関門海峡」「響灘」「周防灘」といった豊かな海に囲まれ、暮らしや産業の根底にはいつも“海”と“港”が寄り添っています。
「UMINATO(うみなと)」という名称には、「港に人が波のように集まり、ひとやすみできる心地よいリズムが生まれてほしい」という想いが込められているそうです。
詳細は、コクラBEATのホームページで見ることができます。
※2025年12月9日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)
