使用済みスマホがメダルに? 2021 世界体操・新体操選手権北九州大会

リサイクル回収ボックスの設置は9月30日まで

北九州市役所(北九州市小倉北区城内1-1)の1階南側ロビーにある「世界体操・新体操大会PRブース」内に、使用済み携帯電話・スマートフォンを回収するためのボックスが9月30日(木)まで設置中です。

これは「みんなで作るエコメダルプロジェクト」の一環として行われるもので、回収された携帯電話・スマートフォンは、リサイクル業者により破砕処理された後、市内企業の「株式会社アステック入江」にメダルの部材として届けられ、使用済み携帯電話などの廃電子基板から抽出された金属をリサイクルしてメダルが作られます。

完成したメダルは、今年10月に北九州市で開催される「2021 世界体操・新体操選手権北九州大会」の大会メダルとして選手に授与されます。

また、リボン部分には、リサイクル衣料の再生糸が織り込まれた北九州市の特産品「小倉織」が使用されているとのこと。2019年に「経済協力開発機構(OECD)」からアジア初の「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」として、また、国の「SDGs未来都市」として選出され、資源リサイクル技術の開発を推進してきた北九州市ならではの取り組みです。

市民の皆さんから寄せられた使用済み携帯電話・スマートフォンが、「2021 世界体操・新体操選手権北九州大会」メダルとして生まれ変わることを想像すると、より大会が楽しみになってきますね。

PRブースでは選手紹介や新体操の手具展示なども

「世界体操・新体操大会PRブース」では、選手の紹介や競技の紹介に加え、新体操で使用される「ボール」「リボン」「クラブ」も展示されています。「ボールって意外と小さいんだな」など、実際に手具を見ることで新しい発見もあるはずです。

※2021年9月22日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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