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100年以上続く“味本位”の老舗 小倉北区・魚町銀天街「玉川食堂」

(アイキャッチ画像:ごまヒラス)

「おかげさまで103年」と看板に書かれた目を引く文字。今から103年前というと第一次世界大戦中。1918(大正7)年から続く店がこの小倉にあるというのです。

それが魚町銀天街の中にあるビルの地下1階で営業する「玉川食堂」です。

一つ一つ手間暇をかけて作られる料理の数々

現在は大衆食堂として市民に愛され続けている「玉川食堂」。メニューは定食を中心に30種類以上が揃い、何を食べたらいいのか迷います。

取材に訪れた編集部員は初めての来店ということで、大将おすすめの日替わり定食の「ごまヒラス」(790円)をオーダーしました。

全ての定食メニューは20種類ほどある中から1品選べる小鉢付き。ご飯は、小・中・大・メガ盛りと値段はそのままでサイズを選ぶことができます。ご飯、味噌汁に刺身のごまヒラス、小鉢のカツオの佃煮と漬物の合計5品がお盆にのせられ、やってきました。

刺身のごまヒラスはプリプリで弾力があり、臭みも一切なく甘みも十分。店の大将に話を聞くと、元々は料亭としてスタートしたそうで、味噌汁の出汁一つにしても手間暇をかけて作っているのだそう。刺身がこれほど美味しいのも納得がいきます。看板に“味本位”と書かれている理由も分かりました。

その他にも小倉名物の焼きうどんやカツ丼、オムライスなど気になるメニューがたくさんあります。同エリアでは夜に定食を食べられるような店が少ないこともあり、遅めに仕事を終えた人たちに重宝されているそうですよ。

ビルの地下にあるということもあり、店内に入りづらいと感じる人も中にはいるかもしれませんが、優しく声をかけてくれる大将が出迎えてくれます。店の大将は世話好きなのか、「ご飯と味噌汁はおかわりできるからね。たくさん食べなさい」と気さくに声もかけてくれます。

■住所/北九州市小倉北区魚町2-3-21
■営業時間/11:30~21:30
■店休日/水曜

※2021年12月20日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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