「日本一遅い列車」が門司港に? トロッコ列車「潮風号」に乗ってみた
門司港駅から和布刈まで、2.1キロメートルを走る「北九州銀行レトロライン トロッコ列車 潮風号」(以下「潮風号」)。その最高時速は15kmと日本一遅い列車となっています。
2009(平成21)年4月に開業したので、間もなく14年目に入る「潮風号」。北九州市に住んでいながら、実はまだ乗ったことがないという編集部員が乗ってきました。
車窓から眺める絶景やトンネルも見どころ
今回、「潮風号」には始発の「九州鉄道記念館駅」から乗車。終点の「関門海峡めかり駅」まで計4駅をゆっくりと進んでいきます。
関門海峡とそこに架かる関門橋を眺められる絶景スポットも乗車中の楽しみのひとつ。関門海峡めかり駅までの所要時間は約10分と、走る速度がゆっくりのため、写真も撮りやすいのは嬉しいですね。
途中トンネルがあり、車内が暗くなると、天井に関門海峡に生息する魚たちの魚拓が映し出されます。トンネルをただ通過するだけではなく、こうした演出があると子どもたちも喜びますね。
「関門海峡めかり駅」に到着後は、駅のそばにある大きなタコ遊具で遊んだり、海沿いを散策したり、のんびりした時間を満喫。
1時間ほど経ったら、「関門海峡めかり駅」から再び「潮風号」に乗り、来た道を戻ります。
「北九州魅力満喫パスポート」を使ってお得に乗車
ちなみに今回は、福岡県民対象で北九州市内の観光施設をお得に周遊できる「北九州魅力満喫パスポート」(大人400円・高校生以下200円)を利用しました。
このパスポートを購入すると、対象の施設への入場料および乗車が2022年3月13日までの期間中、何度でも無料で楽しめます。もちろん潮風号も対象で、その他にも九州鉄道記念館や小倉城、皿倉山ケーブルカーでも利用できます。
なお、現在福岡県下ではまん延防止措置が適用されていますが、この間でもパスポートは利用できるとのことです。
また、潮風号の運行状況に関しては潮風号ホームページで確認できます。
※2022年2月12日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)