【北九州市】ぬか炊き&小倉焼うどん 文化庁「100年フード」に認定
地域で受け継がれ愛されている食文化を掘り起こし、100年続く食文化として次の世代へ継承するとともに、国内外へ発信することを目的に、文化庁が「100年フード」の認定を行っています。
令和4年3月3日、第1回の認定で131件の認定が行われ、北九州市の2つの食文化「北九州の糠(ぬか)の食文化」「小倉焼うどん」が認定されました。
「100年フード」の認定は「伝統」「近代」「未来」の3部門
「100年フード」には、「①伝統~江戸時代から続く郷土の料理~」、「②近代~明治・大正に生み出された食文化~」、昭和以降に生まれ今後100年の継承を目指す「③未来~目指せ、100年!~」の3部門があります。
このうち、「北九州の糠の食文化」は「伝統」部門で、「小倉焼うどん」は「未来」部門で認定されました。
有識者特別賞も受賞「北九州の糠の食文化」
「糠炊き」は、江戸時代から旧豊前国に伝わる郷土料理。糠床を調味料として炊き込む料理は珍しく、小倉城下に伝わる独自の食文化となっています。
この「北九州の糠の食文化」を申請したのは、北九州小倉・糠床糠炊き研究会です。
今回の「100年フード」認定131件のうち、15件が有識者から特に評価が高かった「有識者特別賞」を受賞していますが、「北九州の糠の食文化」も有識者特別賞を受賞しました。
九州で唯一「未来」部門で認定「小倉焼うどん」
終戦直後、物のない時代に焼そばの代用品として、乾麺を用いて小倉の地で生まれた「焼うどん」。その後も北九州のご当地グルメとして、広く市民に愛され続ける食文化となっています。
今回、九州で唯一「未来~目指せ、100年!~」部門で認定を受けた「小倉焼うどん」。申請したのは、小倉焼うどん研究所(管理法人:株式会社風土)です。
※2022年3月27日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)