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北九州の地域おこし焼酎「新・青龍王」 醸成3年を経て7月に発売

平尾台の洞窟で生まれる“新”熟成焼酎

九州を代表する景勝地のひとつ、カルスト台地・平尾台。2020年7月、平尾台の洞窟から北九州の新たな特産品が生まれます。

地域おこしブランド「青龍王(せいりゅうおう)」は、平尾台の洞窟で3年以上熟成させた焼酎です。「青龍王」という名前は、平尾台に棲むという青い龍の伝説にちなんでいるそうです。

今回発売される「新・青龍王」は福岡県産の原材料を使った新商品として、2017年に仕込みが行われました。3年の熟成を経て今年7月上旬に蔵出しを行い、同月中旬には北九州産の芋をつかった「芋焼酎」と、久留米産の麦をつかった「麦焼酎」の2種類が発売される予定です。

画像提供:平尾台自然の郷

なぜ、洞窟で焼酎を眠らせるのか?

「青龍王」は、特別な熟成方法で造られています。

平尾台の洞窟は、気温が年間を通じて14~16度に保たれ、湿度も安定して光が入らないなど、焼酎の熟成に最適な環境がそろっているそうです。戦前に使われた「坑道跡」があり、これが焼酎の熟成に利用されています。

「平尾台地域ブランド」を立ち上げようと始まった「青龍王」プロジェクト。「平尾台自然の郷」で青龍王プロジェクトを担当する石橋宏明さんによると、当初は焼酎を熟成させる蔵探しがたいへんだったといいます。

最終的には熟成蔵として絶好の条件を備えた巨大な地下空間が見つかり、貯蔵場となりました。元々は鉱山企業が所有する石灰石の採取場で、天井高5m×幅10mほどの真っ白なトンネルが延々と続き、まるで「白亜の迷宮」のような場所だそうです。初代の麦焼酎は2005年5月に仕込みが行われ、翌年6月に蔵入れされました。

2017年には初代の麦焼酎「青龍王」が「大理石洞熟成麦焼酎『10年プレミアム古酒』」(720ml/4000円、1800ml/8800円)として発売され、好評を博しています。麦の濃く芳醇な香りを楽しめる焼酎で、アルコール度数は35度。熟成によるコクと風味が加わり、まろやかな口あたりが特徴です。

画像提供:平尾台自然の郷

「無法松酒造」の伝統の技が磨いた逸品

画像提供:平尾台自然の郷

「青龍王」は伝統の技にもとづいた丁寧な仕込み、もろみ管理、蒸留、ろ過といったこまやかな技の凝縮で、蔵人の情熱をこめた自信作だといいます。

「青龍王」を造っているのは、1877(明治10)年創業の「無法松酒造」(北九州市小倉南区)。平尾台のふもと、企救郡東谷村で創業し、豊かな自然環境の中で酒造りを続けています。原料と酒米、福智山系の清冽な水にこだわり、じっくりと低温発酵させた日本酒造りに定評があり、北九州を代表する酒蔵です。秋・冬に清酒、春・夏に焼酎と一年中、酒造りに励んでいるそうです。

新・青龍王』は”地域おこし焼酎”

今回、新発売される「青龍王」(720ml)の価格は「芋焼酎」2500円(税込)、「麦焼酎」3000円(税込)。初代「青龍王」より少しお手ごろな価格になりました。「平尾台自然の郷」にあるヴィレッジゾーン内レストラン「かれん」併設の売店で購入できるほか、無法松酒造の販売店でも購入できる予定です。

今から7月が待ち遠しいですね。地域おこしのための焼酎を試してみてはいかがでしょうか。

(北九州ノコト編集部)
※3月19日、5月28日に電話にて取材を行いました。

施設名 平尾台 自然の郷
住所 北九州市小倉南区平尾台1-1-1
交通 ・日田彦山線・JR九州・石原町駅より車で約15分(6.7キロ)
・JR九州・小倉駅より車で約34分(18.6キロ)
・ジャンボタクシー
中谷車庫~吹上峠・自然の郷・観察センター(大人600円、子ども300円)
JR石原町駅~吹上峠・自然の郷・観察センター(500円、子ども300円)
① 土日・祝日8便(4往復):3月中旬~11月末まで
② 予約便 9時~17時、3名以上で随時運行(093-452-0302)
電話番号 093-452-2715
営業時間 3月~11月:9:00~17:00、12月~2月:10:00〜16:00
(夏休み中の休日は18:00まで)
定休日 火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)
年末年始(12/29~1/3) ※1/1は初日の出会
入園料 無料
公式HP http://www.hiraodai.jp/sato/index.html
駐車場 300円(普)、1000円(大)

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