戸畑図書館『わたしの推し本』 1カ月余りで500部配布!

(アイキャッチ画像:『わたしの推し本』表紙)

昨年11月の読書週間に合わせ、戸畑図書館利用者おすすめの本が1冊にまとめられました。

それが、『わたしの推し本』です。

戸畑図書館利用者のお勧め 総数110冊を紹介

きっかけは戸畑図書館利用者のももかさん(小4)からのお便り。ももかさんがお気に入りの『ぞろりぞろりとやさいがね』(ひろかわさえこ作、偕成社)を紹介するお手紙をくれたことから、他の戸畑図書館利用者のお勧めの本も募集してみようと、この企画を始めたそうです。

推薦者は、下は小学生から上は80歳代までと幅広く、総数110冊の多彩なジャンルの本が紹介されています。

図書館の刊行物としては異例の1カ月余りで500部配布!

冊子は戸畑図書館の職員が手作りしたもの。4月中旬から希望者に無料で配布されています。

北九州市内はおろか、うわさを聞いた人が遠くからも足を運んで来ると、戸畑図書館次長の林田さんが教えてくれました。

これまでほとんど貸し出されることのなかった本が、『わたしの推し本』で紹介されたことで一躍人気書籍になったものも多いとか。

「他の図書館にもよく行きますが、見たことない配布だったので知ってほしいと思いました。キレイな写真がけっこう載っていて、よく見ると全部、戸畑図書館のなかの写真で驚きました。表紙も原稿用紙にネコがぶら下がっていたりしておもしろいです。個人的にはアマゾンより読みごたえのあるレビューもありました」という、北九州ノコトユーザー、ペンネーム花笠さんの情報提供通り、取材で手に取っただけのはずの筆者も、ついついレビューに読み入ってしまいました。

大好評につき、この秋にも第2弾を企画しているとのこと。今年は私も『わたしの推し本』を紹介したいと思います。

■所在地/北九州市戸畑区新池1-1-1

※2022年6月8日現在の情報です

(ライター・水乃瀬 葵)

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