【ギラヴァンツ北九州】コラボビール「ギラヴァイツェン」が好評 「門司港レトロビール」

(アイキャッチ画像:「門司港レトロビール」の皆さん)

北九州市に拠点を置くJリーグのサッカークラブ「ギラヴァンツ北九州」。選手、監督・コーチ、スタッフはもちろん、多くの企業が「パートナー」としてチームの運営を支えています。クラブと企業が共に成長していく”ゴール”を目指すため活動するのが、ギラヴァンツ北九州「パートナー事業部」です。パートナー事業部員の日々の活動の様子や打ち合わせ中の裏話なども含めて、ギラヴァンツ北九州の違った一面を紹介していきます。

創業のきっかけはオーナーがアメリカの港町で飲んだ1杯の地ビール

今回紹介するのは、クラブとのコラボオリジナルビール「ギラヴァイツェン」を2021年から販売し、スタジアムでの応援を盛り上げてくれている「門司港レトロビール」です。

北九州における地ビール醸造の先駆者である「門司港レトロビール」。創業のきっかけは、オーナーがアメリカで飲んだ1杯のビールだったといいます。港が見える街角で飲んだ地ビールのおいしさに感動したオーナーは、「北九州でもそういった場所でビールを飲みたい。皆さんに紹介したい」と地元・門司港で地ビールを提供したいと考えるように。そして、1998年に「門司港レトロビール」が創業し、門司港での地ビール造りが始まったのです。

特別な時に飲むのではなく、もっと地元の人に飲んでもらって『日常で飲める地ビール』を目指したいと話し、ドイツやイギリスで普段から飲まれているヨーロピアンスタイルで麦芽の風味がしっかりとしたビールを目標に、自分たちならではの地ビールを造り続けていると言います。

また、ビール本来の味わいを大切にしているため、加熱殺菌工程、ろ過工程(ビール酵母を取り除く)を行わず、1回の仕込み量は1500リットルと少量生産となっています。

そうやってビール職人によって造られている門司港ビールは「ヴァイツェン」「ペールエール」「ピルスナー」「サクラビール」の4種類が基本となっていますが、人気ナンバーワンは「ヴァイツェン」。「全国地ビール品質審査会」で最優秀賞を2回連続受賞したほか、「Beer-1グランプリ2021」でもグランプリを受賞するなど、門司港レトロビールを代表するビールです。

女性サポーターの意見も取り入れ完成したコラボオリジナルビール「ギラヴァイツェン」

この人気商品「ヴァイツェン」をアレンジしたのが、コラボオリジナルビール「ギラヴァイツェン」です。

2020年にギラヴァンツ北九州の女性ファン・サポーター約10人が開発企画会議に参加。味わいやイメージ、展開方法など、商品企画について意見をもらいながら開発し完成したギラヴァイツェンは、華やかな香りのするホップを使用し、桃やパイナップルなどの香りが感じられる苦みを抑えたライトなテイスト。ビールが苦手な人の意見も参考にしながら、フルーティーで飲みやすく、親しみやすいビールに仕上がっているといいます。

ラベルのデザインは、公募で集まった約70案の中からギラヴァンツ北九州の選手の投票で決定。薄いクリーム色のベースに、ゴールドのデザインで、外側には円陣を、内側にはミクニワールドスタジアム北九州から見える海と門司港の海、そしてギラヴァンツ北九州のチーム名・クラブエンブレムのモチーフにもなっている北九州市の市花「ヒマワリ」とサッカーボールなどがあしらわれています。

たくさんの人たちの思いが詰まったギラヴァイツェンは、クラフトビールを専門に扱う飲食店や酒販店が審査する品評会「ビアワングランプリ2021」において「ウィート&ホワイト」部門の銀賞を見事受賞。毎試合スタジアムでグルメとして販売され、「ホームのお客様はもちろん、アウェイのお客様にも大変好評です」と、すっかりミクスタの名物グルメとして確かな存在感を放っています。

ギラヴァイツェンの売り上げの一部はクラブに寄付され、強化費または運営費に充てられています。

門司港レトロビール直営「門司港地ビール工房」はギラヴァンツ北九州サポートショップ

ギラヴァンツ北九州は「子どもたちに夢と感動を、街に誇りと活力を」のスローガンのもと、より地域の皆さまに愛され支持される存在になることを目指しています。この趣旨に賛同し、サポートショップとして登録してくれているお店では、さまざまなサービスが用意されており、サポーターの皆さんは「チケットの半券を見せる」「ファンクラブ会員証を見せる」などショップが提示する条件を満たすことで、サポーター向けの独自のサービスを受けることができます。

門司港レトロビールが運営する小倉北区米町にあるビアレストラン「門司港地ビール工房」も、ギラヴァンツ北九州のサポートショップです。シェフ自慢のビール酵母で発酵させた窯焼きピッツァ、門司港名物焼きカレーなどの料理と、門司港ビールとのマリアージュが楽しめる醸造所直営レストランでは、最近は「耳納あかぶた」を使用したソーセージやパテドカンパーニュ、ロティなど、さまざまな部位を使用した自家製豚料理を提供しているとのこと。もちろんサポーター向けのサービスも用意されています。

サポートショップの登録店やサービス内容など、詳細は「ギラヴァンツ北九州」ホームページで確認できます。

(ギラヴァンツ北九州パートナー事業部/北九州ノコト・編)

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