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北九州都市圏域エリアでわざわざ買いに出かけたい「スイーツ」3選【直方市・水巻町・小竹町】

(アイキャッチ画像:ジャーマンベーカリー「シュークリーム」「エクレア」)

北九州市と近隣の17市町(直方市、行橋市、豊前市、中間市、宮若市、芦屋町、水巻町、岡垣町、遠賀町、小竹町、鞍手町、香春町、苅田町、みやこ町、吉富町、上毛町、築上町)の合計18市町が連携し、形成している「北九州都市圏域」

遊ぶ場所・見る場所・食べる場所が数多く揃う魅力あふれるエリアの中から、今回は「このスイーツのためならわざわざ出かけてみたい」、そう思えるような魅力あふれるスイーツを販売している3店をピックアップして紹介します。いずれも北九州市内から行きやすく、日帰りのドライブにもピッタリなところばかりです。

【直方市】久遠チョコレート 直方店

愛知県豊橋市に本店を構えるチョコレート専門店が2020年12月に福岡初出店。それが「久遠チョコレート 直方店」です。全国で40店舗57拠点(2022年度)ある「久遠チョコレート」は、スタッフ550人のうち、450人以上が子育て中のママ、悩みを抱える若者、LGBTQの人などで(うち350人が障がい者)、いろいろな人たちが力を合わせてチョコレートを作り、豊かで明るい未来づくりを目指しているチョコレートブランド。JR直方駅から徒歩約7分の場所にある直方店は、障がい者福祉事業に取り組む「株式会社悠友(ゆうゆう)」(直方市)が運営しています。

チョコレート本来の味を楽しんでほしいという思いから、余計な油脂を加えない『ピュアチョコレート』にこだわっている「久遠チョコレート」。店内に入ると、約50種類のチョコレートがズラリと並びます。そのほとんどが店内で手作りされているということで、ガラスの向こうにチョコレートを製造しているスタッフの人たちの姿を見ることができます。

看板商品は、ピュアチョコレートとさまざまな食材・フレーバーを組み合わせた多彩な「QUONテリーヌ」(各249円)です。テリーヌ型で作ったものをスライスし、1枚ずつ個包装されたもので、直方店には16種類が揃います。

一番人気はベリーチョコレートにフリーズドライいちご・ドライいちごを組み合わせた「ベリーベリー」。ヘーゼルナッツチョコレートにヘーゼルナッツ・フィアンティーヌを組み合わせた「ヘーゼルナッツプラリネ」、ほうじ茶チョコレートに黒豆を組み合わせた「ほうじ茶」などもオススメとのこと。

また、焦がしきな粉チョコレートに黒蜜サブレ・黒ごまを組み合わせた「焦がしきな粉」、アールグレイを混ぜ込んだチョコレートに蜜漬けリンゴ・ドライフルーツりんごを組み合わせた「アップルティー」といったものもあるので、コーヒーはもちろん、紅茶や抹茶などのドリンクとも合わせやすいのが特長だと言います。

そのほか、チョコレートにドライフルーツやナッツをトッピングした「プレミアムテリーヌ」(写真下、各411円)、ピュアチョコレートのおいしさがシンプルに味わえる板チョコ型の「タブレット」(各702円)、イチゴやマンゴー、キウイなど7種類のドライフルーツに、ミルク・スイート・ホワイトの3種類のチョコレートをひとつひとつ丁寧にディップした「QUONフルーツ」(各411円)など、さまざまなチョコレートが揃っていますが、バレンタインシーズンを迎えるこれからが一番チョコレートの種類が充実しているとのこと。

中身が既に決まっているギフトセットも用意されていますが、いろいろなサイズのギフトボックスが販売されているので、好きなチョコレートを組み合わせてオリジナルのギフトセットを作ることも可能です。

また、お店に足を運んだ際に見逃せないのが「至高のアイス」(378円)。ストロベリー・抹茶・マンゴー・ミルクの4種類のアイスキャンディーから好みの味を選び、ミルクチョコレート・ホワイトチョコレートのいずれかのチョコレートを自分自身の手でコーティングさせて完成させるというもの。

今回はミルクのアイスキャンデーと、ミルクチョコレートを選択。店員さんがトロトロのチョコレートをスコップですくい上げてくれるので、その中でアイスキャンディーをくるくると回し、チョコレートをまとわせていきます。少し待つとチョコレートがパリパリに固まるので、そこで完成。週末になると、楽しそうに体験している子どもたちの姿が多く見られるとのことです。

最新情報は「久遠チョコレート 直方店」インスタグラムで確認できます。

■住所/福岡県直方市津田町5-25-1F
■営業時間/10:00~18:00
■店休日/木曜
■駐車場/あり(店舗前3台、60メートル先5台)

【水巻町】よつばジェラート

JR水巻駅の南口から徒歩3分の場所に位置する温浴施設「いちょうの湯」。その敷地内に、2022年3月にオープンしたのが「よつばジェラート」です。毎朝お店で手づくりする「生ジェラート」と、テイクアウト用の「おうちジェラート」を販売。期間限定で「りんごあめ」も登場しています。

定年退職後にジェラート屋さんを開き、近所の子どもたちにジェラートを安価で振る舞っている夫妻の姿をテレビで偶然見て、「自分も定年後にジェラート屋さんを始めて、子どもたちを笑顔にしたい」という夢を抱いたというオーナーの平島さん。そんなある日、平島さん夫妻が勤めている会社がなくなることが決まり、平島さんは20年後に叶える予定だった夢を前倒しして、ジェラート屋さんをオープンすることを決断。それから3年ほどジェラート作りを学び、約1年前に「よつばジェラート」をオープンさせました。

素材の味がするジェラートにこだわる同店では、ひとつひとつ吟味した素材を使用しています。特に果物は、鞍手町のブドウをはじめ、福岡県産のイチゴやいちじくなど、できるだけ旬のフレッシュフルーツを使用。極力水を使わず、フルーツそのものの水分を生かしながら、それぞれのフルーツの味がしっかりするジェラートへと仕上げているため、素材そのもののおいしさを丸ごと味わうことができます。

ラインアップは日によって変わり、冬場は平日5~6種類、土日は8種類、夏場になると平日8種類、土日は10~12種類の作り立てジェラートが並びます。老若男女問わず、人気が高いのは「ジャージーミルク」。続いて「ミルクチョコ」「星のお抹茶」「ピスタチオ」などの注文が多いそう。

取材日は、濃厚でコクのある味わいが特長の阿蘇のジャージー牛乳を使用した一番人気の「ジャージーミルク」のほか、爽やかな酸味で後味すっきりの「いちごソルベ」、口の周りが真っ黒になるほど濃厚でビターな味わいが病みつきになる「ブラックチョコ」、お茶の産地として名高い星野村でいろいろ試して選んだという石臼挽き抹茶を使った「星のお抹茶」などの生ジェラートが並んでいました。

価格は「シングルジェラート」(400円)、2種類選べる「ダブルジェラート」(550円)。「地元の子どもたちに食べさせたい」というオーナー夫妻の想いが詰まった小学生以下の子ども限定「キッズジェラート」(250円)も。いずれもプレミアム味を選ぶと追加料金がかかります。

写真は取材当時のもの

テイクアウト用の「おうちジェラート」(400円~500円)は約30種類を用意。「ワンちゃんと一緒に食べられるように」と開発された、豆乳・甘酒・黒糖を使った完全無添加のジェラート「黒糖豆乳」など、珍しいフレーバーもありましたよ。

また、おいしいリンゴが入荷する期間だけ登場する「りんごあめ」(600円)も好評。丸ごとでの販売もありますが、プラス100円で食べやすいサイズにカットして容器に入れてもらえます。カットしてすぐ食べるのが一番おいしいとのこと。取材日は「サンふじ」と「ぐんま名月」の2種類。品種によって甘みや酸味、食感などがまったく異なるので、食べ比べすると楽しいですよ。

その日の生ジェラートのメニューなど、最新情報は「よつばジェラート」インスタグラムで確認できます。

■住所/福岡県遠賀郡水巻町頃末南3-23-3 コンプレート水巻104号 ※イートインスペースあり
■営業時間/12:00~20:00 ※売り切れ次第終了
■定休日/火・水曜
■駐車場/あり

【小竹町】ジャーマンベーカリー 小竹店

1932年に福岡県直方市にパン屋さんとしてオープンした「ジャーマンベーカリー」。細長い縦型の「シュークリーム」と「エクレア」が名物で、直方に行った時には買っていたという北九州市民も多いのではないでしょうか。

1号店だった直方店は2016年12月建物の老朽化に伴い閉店してしまいましたが、閉店に伴い、小竹店(1987年オープン)に本店拠点を移行。現在は、遠賀川の土手沿いにある「ジャーマンベーカリー 小竹店」で、長年にわたって受け継がれてきたあの懐かしい味に出会うことができます。

鞍手町の味宝卵、九州産の小麦、てんさい糖など、材料にこだわっているという同店のお菓子の数々。看板商品はもちろん「シュークリーム」(183円)と「エクレア」(194円)です。

1937(昭和12)年~1939(昭和14)年の間に製造を開始したというシュークリームは、「長い方が食べやすい」という初代のこだわりで、当初から一般的な丸型ではなく、細長いエクレアの形だったそう。シューの中には卵の風味いっぱいの昔ながらの濃厚カスタードクリームがたっぷり。持った時にずっしりとした重みを感じます。

「シュークリーム」と「エクレア」は10個20個と一度にたくさん購入する人が多く、早い日だと午前中で売り切れてしまうこともあるそうなので、予約がお勧めとのことです(小竹店での受け取りは午後3時まで)。

また、カスタードクリーム製作時の『余りもの』だった卵の白身を生かした「ふわぁふわぁシフォンケーキ」(写真下、6種類)、一口サイズのシュ―をチョコでかわいく飾り付けた「カラフルサント(サントノーレ)」(756円)、「プリン」(237円)などのスイーツも。中でもシフォンケーキは20センチのホールサイズで1566円からとリーズナブルなので好評だそう。「生クリームあんぱん 極-KIWAMI-」(183円)、「ジャンボあんぱん」(172円)といった『ベーカリー』らしい商品もあります。

昨年末には店舗前に自動販売機も設置。「シュークリーム&エクレア」(各2個合計4個)をはじめ、「シフォンケーキ(カット)」「生クリームあんぱん」「ジャンボあんぱん」「アップルケーキ」などの商品がいつでも購入できるのは嬉しいですね。

2018年には飯塚花瀬店もオープン。「祖父から90年以上続いてきた昔ながらの味を守りつつも、材料は都度都度いいものへ変えていっています。100年目指して頑張りたいですね」と3代目の神田眞理さんが笑顔で語ってくれました。店舗の詳細は「ジャーマンベーカリー」ホームページで確認できます。

■住所/福岡県鞍手郡小竹町南良津池の内779−8
■営業時間/8:30〜18:00 ※売り切れ次第閉店
■定休日/月曜 ※月曜が祝日の場合は翌日定休、GW・お盆・年末年始前後に臨時休業日あり
■駐車場/あり

※2023年1月30日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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