「ハーブカフェ poca poco」一人ひとりに合ったハーブティーを提案【北九州市門司区】
2022年7月、門司区大里の地で惜しまれつつ営業を終了した「Herb Cafe poca poco (ハーブカフェポカポコ)」(東馬寄店)。
現在は西日本工業大学の三笠ゼミの学生の皆さんがリノベーションに参加して作った「garland」内にハーブカフェは移転。『みなさんが笑顔になるために』をコンセプトに28種類のオーガニックハーブティーと体にやさしいスイーツを提供しています。
また、カフェには門司港の路地裏でアートと共に過ごせる空間「ギャラリーgarland」が併設されています。
門司港へ移転して半年、オーナーの山下智世さんにお話しを伺いました。
個々に合わせたオリジナルハーブティーの提供・提案「幸せのサナトリウム」
2022年7月にcafeの営業を終え、久しぶりに『オトナの夏休み』を堪能したという山下さん。長年頑張った心と体をリフレッシュしつつ、次のステップに向けて、気の合う仲間との研修を兼ねた旅にでたり…その中での出逢いや体験からまた新たなひらめきやアイデアが浮かんできたのだそう。
2023年1月から、兼ねてより抱いていた思いを実行。「幸せのサナトリウム」と題してお客様に合ったハーブティーの提供、提案をするサービスを開始することにしました。
「サナトリウム」とは「療養所」の意味をもつそうで、かつて居住していたスペインでは、古くからハーブが薬として使われており、ハーブ専門の薬局があるそうです。そして、植物療法士たちが、身体の不調などの症状に合わせてハーブを調合し、アドバイスをくれるのだとか。日本に帰国後、ひどい花粉症に悩まされた時期があり、その時に出逢ったのが「ハーブ」。自分にぴったりだと思うハーブをブレンドして飲んだところ、花粉症がすっきりしたと感じた山下さん。
そこで「自分も自然由来のハーブを生かして、みんなを笑顔にしたい!」「ハーブティーを通じて困っている人や悩んでいる人をサポートしたい!」とハーブに関する資格(ハーブコーディネーター・メディカルハーブカウンセラー)を取得したそうです。
「幸せのサナトリウム」ではまずウェルカムドリンクが出てきます。取材日はりんごとローズマリーとレモングラスのスペシャルホットドリンク。身体を内側からあたためてくれます。
その後、体質について質問に答えていくと、その結果を元に一人ひとりに合わせたオリジナルハーブティー(1週間分)を用意してくれます。
筆者は、粘膜や胃腸に優しいというハーブ「ルイボス」「エキナセア」「レモングラス」「リコリス」をブレンドしてもらいました。
また、同店ではハーブティー講座も実施。実店舗ではもちろん(要予約)、市民センター等での出張レッスンもおこなっています。
手作りスイーツやひだまり席なども魅力
ハーブティーはもちろん、山下さんの作るからだに優しいスイーツもCafeの魅力の1つ。お父様がつくる野菜を使って作られる季節のスイーツは絶品です。
旬を楽しむコーディアルの飲み比べsetも人気で、筆者の娘もpoca pocoさんお手製のコーディアルにぞっこんです。
縁側のようなひだまりのベンチ席は、ついつい長居してしまいます。
また、店内にはアート作品などの展示もあり、この日は手漉き和紙作家のMIKIKOさんの作品が展示されていました。
ひだまり席でアートを感じながらの楽しい会話で、心もからだもポカポカに。また明日から頑張ろう!充電完了で店を後にしました。
■住所/門司区清滝4-4-6 ※JR門司港駅より徒歩約10分
■営業時間/12:00~17:00
■営業日/Café&ギャラリー=金・土・日・祝日 幸せのサナトリウム=水曜(要予約)
■駐車場/近隣に有料パーキングあり
※2023年3月4日現在の情報です
(ライター・kohalu.7)