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地元との連動強化へ出発進行!/九州旅客鉄道株式会社 小倉駅 駅長・雲田昭慶さん

(アイキャッチ画像:中央がゲストの雲田昭慶さん)

西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。

制服で登場!金の縁取りとツバメのマーク

甲木:おはようございます。西日本新聞社 ナビゲーターの甲木正子です。

井上:同じく、西日本新聞社 井上圭司です。

甲木:井上さんは鉄道が好きなんですよね。

井上:実は結構好きですね。

甲木:以前、モノレールに関するコラムを書いて、もしかしてこの人は列車に乗るのが好きな人かな?と思ったんですけど…。

井上:実はかなり好きな方です。

甲木:じゃ、いろんな列車に乗ってるということですね?

井上:そうですね。特に子どもの頃すごく好きで、ちょうどブルートレインとか全盛期だった頃、小・中学校だったということで、子どもの頃、一人で博多から名古屋とか東京に、お小遣いをもらって乗りに行ったりしたこともありますね。

甲木:凄いですね。

井上:その頃のことを思い出すと、やっぱり今でもいいなって思います。

甲木:今日は、そういう井上さんも大喜びのゲストだと思います。それでは早速、本日のゲストをお呼びしましょう。JR九州 小倉駅 駅長の雲田昭慶さんです。よろしくお願いします。

井上:よろしくお願いします。

雲田:よろしくお願いします。

甲木:今日は制服で来ていらっしゃって、素敵ですよね。黒地に金の縁取り取りで、ツバメのマークですね。

雲田:5年前ぐらいに制服もまたリニューアルしまして、黒地に金のこの線がですね、非常に目立つような制服に変わっております。

甲木:ものすごくかっこいいですよね。

雲田:ありがとうございます。

甲木:それは駅長の制服なんですよね?

雲田:ダブルとシングルがありまして、副駅長以上になるとダブルの制服を着ます。

甲木:そういう決まりなんですか?

雲田:はい。制服を見ると、その方が副駅長さんか駅長さんとかいうのが分かるようになっています。

甲木:いつも駅で仕事をするときは、制服を着ていないといけないんですか?

雲田:そうですね。お客様の前に立つこともたくさんありますし、駅の中を巡回したりとか、そういった時には必ず制服を着て巡回しているという感じですね。

甲木:じゃあ、これからダブルかシングルか気を付けて、他の駅に行ってもキョロキョロしてみよう。(笑)

朝は改札口でお客さまにご挨拶 それから外に出ていろんな会合へ

甲木:駅長さんって私たちのイメージでは、何か新しい列車とかが導入された時に「出発!」と言って手を挙げて笛を吹いてる、そんなイメージなんですけど、本当のところ、駅長さんのお仕事ってどんなことをなさっているんですか?

雲田:社内的には社員のマネジメントがありますし、駅長の仕事というのは基本的に地元にいかに溶け込むかっていうことで、朝は改札口に立ってお客様にご挨拶したり、昼間は社外に出て、いろんな企業様の所へ出向いたり、いろんな会合に出たり、イベントに参加したりという、非常に社外に出ることが多いかと思います。

甲木:じゃあ、ずっと駅に居るわけじゃなく、駅の顔としての営業みたいな事もされているんですね。

雲田:そうですね。

甲木:なるほど。私、実は小倉ロータリークラブで雲田駅長と御一緒しているんですけども、雪の日の前日とかめちゃくちゃソワソワしてらして、駅長もその雪対応をされているんですか?

雲田:雪の予報が出ると、雪が降っている中でも列車を安全に運行できるように、線路のポイントをカンテラと言う灯油を入れたタンクで火をたくような業務が夜間夜通しでやるようなことがございまして、一緒に現場に出て作業をすることもあります。

甲木:そうなんですね。皆さんが雪の日でも通勤通学できているのは、夜間カンテラで対策してくれている人のお陰なんですね。

地元といかにコミュニケーションをとるか

甲木:鉄道としての使命以外にも、鉄道を使ったイベントも企画してらっしゃいますけど、例えばどんなイベントでしょうか?

雲田:やはり駅長として、地元の方々といかにコミュニケーションを取りながら、楽しいイベントや催し物をやっていくかということで、今、一生懸命取り組んでいるのが、「JR九州ウォーキング」という参加無料で、当日参加が自由にできるイベントがあるんですけれども、地元のいろんな企業様だったり、交通事業者様とコラボをやって北九州に遊びに来て、楽しんで頂けるような、楽しいイベントを取り組んでいるところです。内容は、航空会社のスターフライヤーさん、西鉄バス北九州さんとか、北九州エアターミナルさんと一緒に、北九州の朽網駅から12キロほど、空港橋を渡って北九州空港まで歩いて、スターフライヤーさんに格納庫を見せて頂いて、その中に飛行機を展示して頂いて、空港で飛行機を見るという、ウォーキングのイベントを開催させて頂きました。

甲木:お客さん、大喜びでしたでしょうね。

雲田:そうですね、2000名を超える方に参加をして頂きまして、朽網駅前のロータリーが、お客様ですごい列になり本当に賑やかで、大好評のイベントとなりました。こういったイベントが成功すると、また、新たな取り組みとかもどんどんやりやすくなって、みんなで協力して何かやっていこうという雰囲気がどんどん広がっていくというのを実感しました。

甲木:ぜひまた、こういうイベントをやって頂きたいですね。ところで北九州市といえば今年、市政60周年で「うどんMAP」のイベントをやっていましたよね。

雲田:はい。北九州市がTNCの番組「うどんMAP」とのコラボをされるという話があり、その中で、北九州市内の公共交通機関を盛り上げようと言うような話の中で、当社もその一員として盛り上げるべく、福岡地区から団体列車で送客をしたりだとか、「うどんMAP」のスタンプラリーとうまく引っかけて、JR九州ウォーキングを一緒に開催したり、地元の取り組みとうまくリンクするような形でイベントを企画させて頂ました。送客には博多駅から来たSL人吉の客車の車両を使い、沿線ではいろんな方から写真を撮って頂いたりと、非常に話題にはなりました。

甲木:本当に地域密着な感じですね。

雲田:ありがとうございます。

甲木:お話は尽きないんですけれども、今日はお時間となってしまいましたので、来週は、先ほど雲田さんが、地元出身とおっしゃったんですけれども、そういう雲田さんのお人柄に迫ってみたいと思っております。本日はJR九州小倉駅 駅長の雲田昭慶さんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。

井上:ありがとうございました。

雲田:ありがとうございました。

 

〇ゲスト:雲田昭慶さん(九州旅客鉄道株式会社 小倉駅 駅長 )

〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、井上圭司(同)

(西日本新聞北九州本社)

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