平尾台自然観察センターで「広谷湿原野草観察会」【北九州市小倉南区】

(アイキャッチ画像:過去のイベントの様子)

6月25日午前9時~午後2時30分、「平尾台自然観察センター」(北九州市小倉南区平尾台1-4-40)で「広谷(ひろたに)湿原野草観察会」が開催されます。

梅雨期の「広谷湿原」の野草を観察 参加無料

「広谷湿原野草観察会」は、ノハナショウブなど梅雨期の広谷湿原の野草を中心に観察するイベント。少雨実施予定です。

集合場所は平尾台自然観察センター。参加は無料です。定員は30人。対象は小学生以上で、小中学生は保護者の参加も必要です。

持参品は、帽子、軍手、タオル、昼食、飲料。また、汚れてもいい運動靴(持っていれば登山靴やトレッキングシューズ)・長そで・長ズボンなど登山のできる服装での参加となります。

参加希望者は往復はがきで申し込みが必要(6月15日必着)。往復はがきにイベント名、参加者全員の氏名(よみがな)・年齢・住所・電話番号を明記し、平尾台自然観察センターへ。 申し込みはがき1枚で4人まで申し込み可能です。

世界でも珍しいカルスト台地にある湿原「広谷湿原」

「広谷湿原」は、北九州国定公園内にある福岡県唯一の湿原で、苅田町の天然記念物に指定されています。青龍窟から600メートル、平尾台自然観察センターからは東に2500メートルの位置にあります。

鬼の唐手岩という水に溶けにくい花崗岩質の硬い岩がダムのように地下水をせき止めているため、この湿原が生まれました。

カルスト台地にある湿原は世界でも珍しく、絶滅危惧種であるトキソウやノハナショウブなどの貴重な植物や、キセルアザミ、チョウセンスイラン、ウメバチソウ、サワギキョウなどの湿原特有の野生植物も自生しています。

湿原への立り入りと野生植物の採取は禁止されているため、双眼鏡を使って木道や遊歩道からの観察を楽しむことができます。

他イベントや施設の詳細は、「平尾台自然観察センター」ホームページで見ることができます。

※2023年6月1日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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