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北九州市民文化賞に「天寿し」 天野功一さんと俳優・草刈正雄さん【北九州市】

(アイキャッチ画像:市制60周年イルミネーション)

北九州市は12月14日、「第55回北九州市民文化表彰」の受賞者を発表しました。

北九州市民文化表彰は、北九州市の文化芸術の振興を図るため、様々な分野の文化芸術活動において活躍し、その業績が顕著な個人・団体等に、要件に応じて市民文化賞・市民文化奨励賞・市民文化功労賞の3つの賞で表彰されます。

市民文化賞は、寿司料理人・天野功一さんと俳優・草刈正雄さん

市民文化賞は、小倉北区在住の1939年から続く「天寿し」の寿司料理人である天野功一さんと、俳優の草刈正雄さんが受賞しました。

 

天野さんは、調理専門学校を卒業後、東京の寿司店での勤務を経て「天寿し」に1975年に入店。先代の父親のもとで修業し、2004年に「天寿し京町店」を開業しました。アワビ、ウニ、サワラなど地元食材のブランド化に貢献し、地元の食材を生かした北九州市ならではの「小倉前・九州前」と言われる寿司の価値を高めています。

また、国内外から訪れる食通や料理人などから絶大な信頼を得ており、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に取り上げられるなど、地元の食材やそこから育まれる食文化の魅力を幅広く伝え、寿司のまちとしての北九州市の知名度向上に大きく貢献。「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎 2019 特別版」で1つ星を獲得するなど国内外から評価を受けています。

草刈さんは、1952年9月5日生まれ、福岡県出身。1970年に資生堂CM「MG5」でデビューし、1974年に映画「卑弥呼」でスクリーンデビュー。同年、映画出目昌伸監督の「沖田総司」で製作者協会新人賞、1975年にはエランドール賞・新人賞を受賞。2016年にNHK大河ドラマ「真田丸」で真田昌幸を演じ話題になるなど、映画やドラマ、舞台やCMで幅広く活躍しています。

市民文化奨励賞は、北九州市オールロケの映画「逃げ切れた夢」出演の吉本実憂さん

市民文化奨励賞は、北九州市の小倉南区出身の俳優・吉本実憂さんが受賞しました。

吉本さんは、2012年に新人発掘オーディション「第13回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞し芸能界デビュー。2021年「第30回日本映画批評家大賞」新人女優賞、同年「ダイヤモンドスター国際映画祭アワード2021」審査員特別賞・最優秀女優賞受賞など数々の映画賞を受賞。2023年には、北九州市オールロケで、カンヌ国際映画祭に出品された「逃げきれた夢」にも出演し幅広く活躍しています。

市民文化功労賞は8つの個人・団体が受賞

市民功労賞は、長年にわたって北九州市の文化芸術活動の指導・普及・育成等に尽力している8つの個人・団体が受賞しています。

受賞者は、邦楽・大久保 道子さん、能楽・菊竹 敬一さん、篆刻書家・師村 立卿(しむら りゅうけい)さん、川柳・川柳くろがね吟社(せんりゅうくろがねぎんしゃ)、能楽・田辺 久子さん、中国文学者・林田 愼之助(はやしだ しんのすけ)さん、日本舞踊・藤扇 萊玉(ふじおうぎ らいぎょく)さん、写真家・村岡 實さんです。

表彰式については後日開催予定とのこと。詳細は北九州市のホームページで確認できます。

※2023年12月14日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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