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「ぬか炊き」の本当の呼び方とは? 小倉中央小学校で郷土料理の特別授業【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:郷土料理「ぬか炊き」特別授業)

「苦手な野菜こそ、新鮮なものを食べてほしい」という生産者の想い

この日は、講師の宇佐美さんやゲストの3人と一緒に給食を食べました。

大葉春菊を生産する中矢秀さんは、小倉南区の特産品で生でも食べられるという大葉春菊を子どもたちに振舞います。

中矢秀さんが「栄養が豊富でダイエットにいいよ!」と言いながら自身のお腹をへこませると、子どもたちは大爆笑。ユーモアあふれるトークで、子どもたちは楽しそうに聞いていました。

大葉春菊はほとんどが北九州市小倉南区で生産されていて、一日に出荷できる量が200キロ~300キロほどしかないため、なかなか市外で食べることはできないとのこと。北九州市の給食で使用する春菊は、すべて大葉春菊を使用しているそうです。特別授業の献立であるごま和えでも、使用されていました。

大葉春菊を実際に試食すると、灰汁はなく、少し塩味を感じました。最近開発された野菜かと思いましたが、実は60年も続く伝統のある野菜とのことでした。子どもたちにはお土産としても配られたようです。

また、若松区で野菜の生産を行う松浦ファーム7代目の松浦剛さんは、「若松区は野菜の産地の1つで、1年中野菜を作っていますが、野菜の旬のことを知ってもらえるといいなと思います。野菜は鮮度が味にとても影響します。苦手な野菜があったら、まずは新鮮なものを食べてみてほしい」と語りかけました。

さらに、本日天候により来校できなかった、もう1人のゲストである藍島活性化グループ代表でわかめ生産者の佐野光一さんからは、映像で藍島のわかめについて説明などがあり、給食を食べながらモニターを子どもたちが真剣に見ていました。

その後は片づけをし、クラス全員で「ごちそうさま」をして、特別授業は終了しました。

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