お金との上手な付き合い方とは？
社会人になると自分のお金を自分で管理する必要が出てきます。その中で、具体的なお金の使い方についても触れていきます。
例えば、スマホの高額課金10万円をした場合、これがどのくらいの価値を持つのか？
佐藤さんは「1時間1000円のアルバイトをした場合、10万円を稼ぐには100時間ほど働く必要があります。たかが10万円と思うかもしれませんが、この100時間は高校生の皆さんにとって勉強や部活などに使える貴重な時間です」と真摯に語ります。
また、給与明細を用いて収入と支出を適切に把握する必要性を説明。額面から税金などが引かれた後に手元に残る金額、生活費の考え方、収支の把握の方法を説明します。
そして、収支を黒字に保ち、将来に向けて貯蓄を行うことをアドバイスしました。
「お金を借りる」のは慎重に
佐藤さんは最後に、「お金を借りる」ということには慎重になるべきだと伝えました。
奨学金や車の購入のほか、ブランド品が欲しい、ゲームの課金をしたいなど借金をする場合は収支に注意することを指摘。また、返済が困難になった場合のペナルティや、クレジットカードのリボルビング払いの仕組みについても触れました。
佐藤さん自身のリアルな体験も交えた授業に、参加した高校1年生が終始興味深そうに耳を傾けていたのが印象的でした。
※2024年8月10日現在の情報です
（北九州ノコト編集部）
