北九州市が「テレワーク等推進プラン」昨年4月に続き実施　26時間4000円のプランも

（写真はイメージ　提供：写真AC）

北九州市は1月12日、宿泊施設を利用してテレワークを行う人を対象に、1日あたり3500円を上限に利用料を助成する制度「テレワーク等推進プラン」を発表しました。新型コロナウイルス感染拡大を防止する観点で昨年4月にも実施されています。

市内事業者のテレワーク導入を推進するとともに、利用者が減少している宿泊施設への支援が目的。1月21日現在、市内の26施設が同プランを導入し予約を受け付けています。

朝9時から利用OK「テレワーク等推進プラン」

本施策の助成は宿泊施設に対して行われ、宿泊施設が割引価格でプランを販売します。

「テレワーク等推進プラン」が適用された宿泊プランは、テレワークでの利用がしやすいようにチェックインが通常よりも早い午前9時以降に設定されています。そのまま宿泊することも可能です（チェックアウトは翌日の朝9時以降）。チェックイン時にホテルの登録票とは別に、北九州市の「利用確認書」に利用日、勤務先、連絡先、署名（自筆サイン）を記入すれば利用できます。

対象期間は3月31日チェックアウト分まで。予約方法は各宿泊施設に直接問い合わせるか、宿泊予約サイトからも可能です。

JR九州ステーションホテル小倉の「テレワーク等推進プラン」は？

JR九州ステーションホテル小倉の「テレワーク等推進プラン」は、例えばスタンダードルームであれば、通常の素泊まりプランと比べると50％もの割引率になっています。午前9時チェックイン、翌日午前11時チェックアウトと最大26時間利用でき、1人4000円（サービス料､消費税込み、別途宿泊税が必要）。室内には32インチのテレビがあり、ミラーリングも可能となっているため、大画面でパソコン作業を行うこともできます。

JR九州ステーションホテル小倉・宿泊部部長の白浜さんによると、「昨年4月にも同様のプランの販売を行ったところ、福岡県内からの利用者が40％を占めていました。その中でも北九州市内の方が1番多く、今回もそういった近隣の方々の利用を期待しています」とのことです。

千草ホテルの「テレワーク等推進プラン」

千草ホテル（八幡東区）の「テレワーク等推進プラン」も、通常の素泊まりプランの価格と比べ、約50％の割引率。すべてダブルルームという客室は23平米以上と広々しており、無料のコーヒーや空気清浄機を完備しています。コンビニエンスストアまで徒歩5分と、テレワークするにも嬉しい条件が揃っています。

千草ホテル・フロントマネージャー杣（そま）愛子さんは、「テレワークプランをご利用の方は、近隣の企業の方が多く、女性もご利用されています。集中して自宅で在宅ワークしづらい方、自粛疲れなど、普段宿泊利用をされないお客様にもおすすめです」と話します。

テレワークプランは午前9時チェックイン、翌日午前10時チェックアウトで、1人4000円（サービス料､消費税込み、別途宿泊税が必要）。平面80台分の無料駐車場があるので、公共交通機関を使わず、自宅から車で向かいたい人の利用も可能です。

参加宿泊施設リストは随時更新

「テレワーク等推進プラン」を導入している宿泊施設の一覧は、観光情報サイト「ぐるリッチ　北Ｑ州」で公開されています。参加する宿泊施設が連日増えているため、最新情報を確認した上での利用を推奨します。

【「テレワーク等推進プラン」参加の宿泊施設】　※1月21日現在

（北九州ノコト編集部）