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「北九州ポップカルチャーフェスティバル2020」中止 年に一度の祭典が見送りに

毎年秋に開催される「北九州ポップカルチャーフェスティバル(KPF)2020」の開催中止が発表されました。2014年から6年連続で開催されており、中止になるのは今年が初めてです。

ポップカルチャーの街・北九州

「北九州ポップカルチャーフェスティバル」は、あるあるcityや小倉駅前JAM広場、北九州国際会議場を会場に、漫画・アニメ・ゲームなどをテーマとしたさまざまな企画が催される一大イベントです。

「ポップカルチャーの街・北九州市」の魅力を国内外に発信し、都心部の賑わい創出することを目的に北九州市が主催しています。

ブースでの展示やコスプレイベントのほか、声優のトークショー、アニソンライブなど、漫画・アニメ好きにはたまらない、九州最大級のポップカルチャーイベントと言われています。

昨年開催時には約17万人が来場していましたが、今年の開催は新型コロナの影響で中止になりました。

街にあふれるアニメの魅力

北九州市では2012年、漫画・アニメをコンセプトにした商業施設「あるあるcity」が開業。「北九州漫画ミュージアム」のほか、ポップカルチャー、サブカルチャーの専門店が集まりました。

北九州漫画ミュージアムは、一般社団法人アニメツーリズム協会主催の「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に3年連続で選ばれています。

北九州ゆかりの漫画家も多く、小倉駅周辺には、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」などの作品を生み出した松本零士氏のキャラクターと出会えるスポットが多数あります。

メーテルや鉄郎、ハーロックの銅像のほか、小倉駅周辺と北九州空港には北九州市下水事業100周年を記念したオリジナルマンホールが計9つ設置されています。

北九州を訪れる漫画・アニメファンも増え、まさにポップカルチャーの“聖地”となりました。

連絡通路で壁ドン体験も

小倉駅東側の公共連絡通路には、「漫画トンネル」という場所があります。

漫画の中に入り込み記念撮影ができるようになっていて、SNSでも人気の撮影スポットです。壁ドン体験や、恐竜に食べられる寸前のような写真を撮ることができます。そのほか、北九州ゆかりの作家の紹介パネルなどもあります。

今年のKPFは残念ながら開催見送りとなりましたが、まだ訪れたことがない人は、それぞれのスポットを回ってみてはいかがでしょうか。

(北九州ノコト編集部)

 

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