北九州市若松区にある保護猫カフェ「こてまる」に在籍しているのは、保護施設にいた猫たちばかりです。
個性豊かな猫たちの癒しの空間になっている「保護猫カフェとハンドメイド猫雑貨 こてまる」に足を運んでみました。
保護猫カフェ「こてまる」ってどんなところ？
「こてまる」は県道11号線・ひびきの入り口交差点近くの建物1階にあります。
保護猫カフェの旗が目印で、猫のイラストがかわいいおしゃれな外観です。
同店は2024年10月19日にオープン。大通りに面しているので、気になっていたという人も多いのではないでしょうか。
営業時間は午前11時から午後6時までです。
建物の裏側にはテナント共用の駐車場があるので、空いてるところに停めることができます。
「保護猫の現状を多くの人へ」 保護猫活動へのオーナーの想い
ここにいる猫は、飼い主の事情でやむなく手放され、行き場がなくなってしまったなどの理由から保護施設で暮らしていた猫ばかり。
オーナーの「猫たちとのふれあいの中で、保護猫の現状を多くの人に知ってもらいたい」「お店を通して猫が好きになり、保護猫を飼いたいと思う人が一人でも多く見つかればいい」という熱い想いがつまったお店です。
オーナーによる手作り雑貨
入口を入ると、そこは雑貨屋になっています。
ずらっと並ぶ猫グッズのほとんどは、オーナーの手作りなのだとか。
雑貨が置かれている飾り棚もオーナー夫婦で製作されたそうです。
猫用のグッズのほかにも、ポーチや小物など猫を飼っていない人でも使えるアイテムがたくさん並べられています。
利用コースは2種類 保護猫活動に共感
保護猫カフェ「こてまる」を利用する際には、30分滞在コース（800円）と60分滞在コース（1ドリンク付き、1500円）のいずれかを選択します。
ドリンクは、コーヒー（ホット・アイス）・カフェラテ（ホット・アイス）・カプチーノ（ホット）・オレンジジュース・カルピス・コーラの中から選ぶことができます。なお、30分滞在コースでもドリンクを注文することが可能で、その場合は各400円となります。
猫ルームに入る前に、まずは滞在コースを決めて注意事項が説明されます。
同店では、靴下を着用することが必須条件になっています。ちなみに、忘れた場合も200円で靴下を購入できます。
今回、筆者は娘と2人で60分滞在コースを選びました。
猫ルームで猫たちの経歴を知る
猫ルームでは、手指消毒をして荷物を荷物棚に入れたら自由時間のスタートです。
猫ルームは一部屋。この日は、8匹の猫たちの特徴が簡単にポップで紹介されていました。
さらに、猫たちの詳細が載った冊子も置かれていたので読んでみると、猫たちがここに来るまでの経歴や性格が詳しくまとめられています。
経歴を読んでいると、保護猫について深く考えさせられる内容もありました。この冊子は、同店を訪れた際にはぜひ読んでもらいたいと思います。
壁面いっぱいに広がるキャットウォーク
猫ルームの壁前面に広がるキャットウォークは圧巻です。
キャットウォークも全てオーナーの手作りなのだそうです。
さまざまなアイテムが揃っているので猫たちも伸びのびと過ごしています。日の当たる窓際で気持ち良さそうに寝ている猫もいました。
おもちゃも充実 猫のタイプもさまざま？
どのように猫と触れ合うのか分からないという人も、おもちゃを活用して遊ぶとかわいい猫の動きが見られます。
娘も、おもちゃで猫たちとコミュニケーションをとって上手に遊んでいました。
なかでも黄色のネズミのおもちゃが猫たちに人気でした。
元気に追いかける猫、ジーっと目で追っている猫、物陰に隠れて狙っている猫。タイプの違う猫たちがいろいろな表情を見せて楽しませてくれます。
人間もドリンクで一息
ドリンクは猫ルームで提供されるので、こぼさないようにテーブルではなく壁にドリンク置き場が設けられています。
コールドドリンクの入れ物には猫ちゃんが描かれていました。かわいすぎる…！
猫のおやつタイムに遭遇することも
午後1時から３時までの間に滞在していると、おやつ（チュール）を猫に食べさせる体験ができることがあります。
おやつを見せた瞬間に、わらわらと集まってくる猫たちに圧倒されながら娘はおやつをしっかり与えていました。
