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和布刈神社が全国400超の応募から準グランプリを受賞 <神社の可能性を拡げる>取り組みとは?【北九州市門司区】

(アイキャッチ画像:関門海峡に鎮座する和布刈神社)

北九州市門司区にある和布刈神社が全国から400超のスタートアップ企業などが応募するピッチコンテスト「NIKKEI THE PITCH GROWTH 2025ー2026」の決勝大会で、準グランプリとストライク賞を受賞しました。

日本経済新聞社が主催するNIKKEI THE PITCH GROWTHは、スタートアップ企業が最新技術・サービス・収益性・事業のビジョンをプレゼンし競い合う日本最大級のピッチコンテストです。

決勝大会では、和布刈神社の禰宜(ねぎ)である高瀨和信さんが「神社の可能性を拡げる」をテーマに登壇しました。

地域文化・由緒・弔い・継承というテーマを、社会課題解決と事業の両立として提示

高瀨さんは海洋散骨や神前葬、授与品の刷新、境内・授与所の再整備などで和布刈神社の再建を推進。また2022年に設立した株式会社SAISHIKIを通じて、他の神社の経営支援にも取り組んでいます。

今回の受賞理由として、単なる神社経営の再建ではなく、地域文化・由緒・弔い・継承というテーマを社会課題解決と事業の両立として提示した点が挙げられています。

準グランプリは<神社という伝統的な存在に新しい知恵と熱意で向き合う取り組み>、ストライク賞は<神社の事業承継が地方活性化にとって重要であること>がそれぞれ評価されたとのことです。

(画像:NIKKEI THE PITCH GROWTH 2025ー2026 準グランプリおよびストライク賞を受賞)

準グランプリのプレゼンテーターを務めた経済産業省の石川浩課長(経済イノベーション・環境局イノベーション創出新事業推進課)は「日本の神社を新しい知恵と大きな熱意で変えようとしている。これは地方創生につながる取り組みであり、行政でも難しいようなこともされている」と語っったそうです。

また、和布刈神社を高く評価した株式会社ストライクの荒井邦彦社長は、「神社は日本文化の伝統を象徴していく尊い仕事をされている。全国の神社が本当に後継者不在で困っていて、その深刻な状況を解決するという点で私たちの仕事にも非常に近い」とコメントしました。

北九州発のスタートアップのモデルとして全国に向けて発信

4月22日には武内和久・北九州市長を表敬訪問し、受賞報告のほか、高瀨和信さんが和布刈神社の歩みと株式会社SAISHIKIによる神社支援の取り組みを説明。武内市長は、北九州市が「スタートアップが社会実装しやすく、社会課題と結び付きやすいまちである」という考えを述べたといいます。

和布刈神社と株式会社SAISHIKIは、北九州発のモデルとして、地域資源を活かした事業づくりや後継者が会社の基盤を活かして新しい形で会社を成長させる“アトツギベンチャー”のあり方を全国に向けて発信していくそうです。

事業内容などの詳細は、株式会社SAISHIKIのホームページで見ることができます。

※2026年5月19日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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