国内に数店舗のみ!ボリビアの家庭料理を味わう【LA PAZ/戸畑区】
貴重なボリビア料理のお店が戸畑にあります。ボリビア料理の専門店は国内でもほんの数店舗ほど。ラテン系料理といえばメキシコ料理のタコスやブラジル料理のシュラスコなどが有名ですが、ボリビア料理にはスパイスのほとんど入らない素朴な家庭料理やスパイシーな料理もあるようです。
日本人にも食べやすい「ボリビア料理」
LA PAZ(ラパス)は、ボリビア人の奥様と日本人のご主人が営むお店です。オーナーシェフでもある村松さんは戸畑で生まれ育ち、ボリビアに渡りました。ボリビア人の奥様とともに戸畑に戻られ、2003年にラパスを開店。ボリビア料理をはじめ、ラテン系の名物料理を提供しています。
ランチは日によって替わる数種類のメニューがあり、いずれもスープとコーヒーがついています。
こちらはボリビア料理の「チキンとキャッサバのトマト煮」(アヒ・デ・ポリョ)ごはん添え(960円)。
ボリビア産の「キャッサバ」を使用したシチューはトマトの酸味と鶏のウマミを感じるあっさりとした味付け、でメキシコ料理のような香辛料の入らないやさしいお味。日本人にとっては(特に最近は)タピオカの原料としてのイメージが強い「キャッサバ」ですが、粘り気が少なくなった里芋のようなお芋です。
“戸畑の人”になった
奥様のルシーラさんは当初、日本の生活はボリビアとはすべて正反対のように感じられたそうです。特に人と人との距離、親戚付き合いが密なボリビアと日本とでは大きく違って見えました。
「今ではすっかり”戸畑弁”でしゃべっています。この地域の公民館でスペイン語やボリビア料理を教えてるんですよ」。
20数年を経てすっかり北九州になじみ、便利で安全な戸畑での生活を満喫されているご様子。実は18歳の時にボリビアのとある教会でご主人に出会われたのだそう。
店名のラパスは「平和」という意味をもつ都市名でボリビアの事実上の首都。アンデス山脈の標高3000メートル以上にある「世界最高高度」の首都だといいます。
パイの包み揚げも人気
ラパスは新型コロナウイルス感染予防のため、しばらくテイクアウトと通販のみを行っていましたが、5月末から通常営業を再開しました。具材がたっぷり入ったパイの包み揚げ、「エンパナーダ」も復活しています。
予防対策として、換気のためのドアの半開、空気清浄機の設置、次亜塩素酸ナトリウムを含む加湿、パーテーションを設置し、店内の人数制限をしています。
日本では貴重なボリビア料理にぜひチャンレンジしてみてください。訪れる場合はマスクをつけて入店しましょう。
(北九州ノコト編集部)
※3月14日、6月10日に取材を行いました。
店名 | 南米ボリビア料理 LA PAZ(ラパス) |
住所 | 北九州市戸畑区沖台2-11-10 |
交通 | 戸畑から徒歩5分 |
電話番号 | 093-871-6064 |
営業時間 | 11:00~14:30(LO 14:00) 17:30~22:00(LO 21:30) |
定休日 | 火曜日 |
予算 | ランチ960円~ ディナー2000円~ アラカルト180円~ |
公式SNS | 公式HP 公式FB |
駐車場 | 店舗そばに無料駐車場あり |