「こどもまんなかラッピングバス」お披露目 キタキュウマン登場で園児歓喜【北九州市小倉北区】
3月25日、北九州市役所1階(小倉北区城内1-1)の勝山公園側駐車場で「こどもまんなかラッピングバス」のお披露目会が行われました。
北九州市では、昨年11月に全国初となる「こどもまんなかCity宣言」を行い、子どもたちが大切にされ、育まれ、笑顔で暮らせる環境づくりを推進。今回その取り組みの周知や、社会全体で子ども、子育て中の人々を応援するといった気運を盛り上げていくため、北九州市営バスで「こどもまんなかラッピングバス」を運行することになりました。
「こどもまんなかラッピングバス」を紹介
こどもまんなかラッピングバスの車内には、認定こども園「精華幼稚園」の年長児20人による「私の好きな乗り物」をテーマとした絵が飾られています。
バスだけではなく、飛行機や船、トラックなどたくさんの乗り物の絵がありました。乗り物の定番色だけでなく、子どもだからこその自由な発想でカラフルな色に塗られた絵もあり、車内を賑やかにしています。
また、社内には子どもが喜びそうな乗り物や動物の形をしたおもちゃが飾られており、楽しそうな雰囲気です。
座席の後ろには、北九州市こども大使であるキタキュウマンの啓発ステッカーが貼られ、子育て等についていろいろなメッセージで呼びかけています。
車体にもかわいらしい絵と共にこどもまんなかと大きく書かれています。
こどもまんなかラッピングバスは3月26日から運行を開始しており、当面の間、小倉駅新幹線口や北九州市役所、室町リバーウォーク周辺の他、若松区や八幡西区などを運行する予定です。
スペシャルゲストは北九州市子ども大使のキタキュウマン
当日はこどもまんなかラッピングバスで精華幼稚園の園児たちが市役所へ来庁しました。慣れない場所に最初は少しそわそわした様子も見られました。
お披露目会は、武内市長の挨拶から始まります。「みなさんこんにちは」との呼びかけ、「みんなで絵を描いてくれてありがとうございます。北九州市では、子供と大人が仲良くして子どもがいろいろなことに挑戦することを町全体で応援しようということを考えています。みなさんこれから頑張ってくださいね」と、子どもたちにもわかりやすいようにスピーチしていました。
武内市長からの挨拶が終わり、音楽が鳴りだしてバスの中から登場したのは、スペシャルゲスト「キタキュウマン」です。子どもたちは大喜び。
「私の名前はスーパーヒーローキタキュウマンだ」とはじまり、武内市長も呼んで「こどもまんなかラッピングバス・サン・キュ!」とポーズをとって、みんなで一緒に楽しみました。
テープカットでは子どもらしいアクシデントも
次にテープカットを行いました。2人の代表園児が真ん中に立ち、武内市長とキタキュウマンと並びます。他の子どもたちはバルーンを持ち、テープカットと共に放しました。
テープカットで上手く切れなかったり、いつの間にかバルーンが手から離れたりと、子どもならではのアクシデントがとてもかわいらしく、保護者も微笑みながら見守っていました。
子どもたちは集合写真の準備の間、キタキュウマンと握手をしたり、体を触ったりと興味津々でした。
保護者も加わりみんな笑顔で撮影できました。
実際にバスに乗ってみた
その後園児たちと一緒にバスに乗車し、市役所近辺を周りました。黙って座る子、楽しそうにはしゃいでいる子など様々です。
「僕はね、この飛行機を書いたよ。飛行機でおでかけしたいの」や「トラックが好き。大きなトラックに乗りたい」など自分の絵を指さして、話してくれた子どもたち。
園長先生は「普段は車でなかなかバスを利用する機会もないでしょうし、幼稚園の遠足などでも園のバスを利用するため公共交通機関を利用することは少なくなっています。こういった利用の機会が増えることはとてもありがたい取り組みですね」と話していました。
※2024年4月2日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)