全国から「からだに良いもの」を集めた「エンジェルズギフト」　戸畑にオープン

西鉄バス「福柳木」バス停で降りて徒歩約5分、東大谷交差点から坂道を少し上った住宅街の中に、3月22日、オーガニック・無添加商品を中心に取り揃えるナチュラルギフトショップ「Angel’s Gift（エンジェルズギフト）」がオープンしました。

全国各地から一つ一つ商品を選んでいるのは、“ギフトコンシェルジュ”として引出物にふさわしい商品を長年選んできた“目利き”のスタッフたち。幸福のシンボルをモチーフにした「ふくろう」が描かれた看板が出迎えてくれる同店で、セレクト商品のこだわりなどについて店長・野口莉加さんに話を聞きました。

商品選びのポイントは「からだに良いもので、作り手の意識が高く共感できるもの」

「Angel’s Gift」を運営しているのは、引出物宅配サービス「エンジェル宅配」を中心に、約20年間にわたり、ウェディングに携わってきたアールウェディング株式会社。「長年、『新郎新婦様の感謝の想い』を大切にゲストへお届けしてきましたが、新型コロナの影響で多くの結婚式が中止・延期に。何か新しいことを始めようと考えた時に、『お客様の声を聞く場所がほしい』と思い浮かんだことが実店舗をオープンするきっかけでした」と野口さんは話します。

程なく、オフィスのフロント部分を改装し、スタッフが自信を持って選んだ商品を販売する「Angel’s Gift」がオープン。大切な人に会うことができない今だからこそ、「贈るものに心を込めたい」「本当に喜んでもらえる商品を贈りたい」「からだに良いものを贈りたい」という声に応えるべく、店頭には、調味料やハチミツ、お菓子、ご飯のお供、雑貨など、全国各地から選ばれた約60商品が並びます。

食べ歩きが好きで全国を歩き回り、さまざまなおいしいものに触れてきたという野口さんが商品を選ぶポイントは、「からだに良いもので、作り手の意識が高く共感できるものであること」。実際に口にして「いいな」と思ったものだけをセレクトしているそう。「取り扱っている商品は、日本最古の養蜂問屋のハチミツ、1ccに数千万の菌が入ったもろみ醤油シリーズ、化学肥料を使わずに育てた野菜や果物で作った酵素の調味料など、それぞれに1つ1つストーリーがあります。商品の背景を知ってもらい、生活がワクワクしてもらえるようなものを選んでいただけたらステキだなと思っています」と話します。

スタッフが実際に口にして太鼓判を押したものだけを販売

最近はコロナ禍ということもあり、もっぱらお取り寄せだと言う野口さん。「お取り寄せの機会が増えてくると、複数のお店の商品を食べ比べするには送料もかかるので、味見のために気軽に取り寄せるという感じにはならないですよね。せっかく取り寄せてみても失敗だったらショックですし…。その点、『Angel’s Gift』で販売している商品はすべて実際に私が食べてみて、これならばお勧めできると感じたものだけなので、大きく失敗するということはないと思います」とのことです。

商品によっては料理のレシピを付けてくれるなど、実際に使ったことがある人だからこそ分かる、商品をより楽しむ方法なども教えてくれます。例えば、「2合または3合」とパッケージに書かれている炊き込みご飯のもとは、実際に野口さんが「2合」と「3合」で作って食べ比べた経験から、味の違いなど細かく説明してもらえます。

「からだに良いもの」にこだわり続ける野口さんにその理由を尋ねると、以前体を壊した経験があり、その際に「食の大切さ」に気付いたからだと言います。

その後、体のことを考えて通った薬膳教室で「調味料から変えた方がいい」と言われたものの、日常にはさまざまな調味料があふれていて何を選べばいいのか分からないという体験をしたそう。「からだに良さそうなものを選んだつもりでも、裏のラベルを見ると思いのほか添加物が入っていたり…。選択肢が多すぎると選ぶことが難しいということを知りました。だからこそ、私たちが選び抜いた商品だけが並んでいるこのお店の存在が、私と同じように迷う人たちの力になれるのではないかと考えています」と話します。

人気が高い商品を定番として取り扱いながらも、日々、新しい商品の開拓を進めている「Angel’s Gift」では、スタッフが納得いく商品が見つかり次第、商品ラインアップが随時変わっていくとのことです。

「見栄え良く、おしゃれを」をテーマに、ギフト選びのお手伝いも

“ギフトコンシェルジュ”が在籍する同店では、「見栄え良く、おしゃれに」をテーマに、ギフト選びのお手伝いもしてくれます。予算に合わせて、どういったギフトを組み合わせればいいか相談することも可能です。

「母の日」や「父の日」といったイベントにはスタッフ一押しの商品を詰め込んだギフトボックスの用意があるほか、手土産用にスタッフがあらかじめ商品を選んでセットしてくれている「主婦応援セット」などもあります。スタッフ一押しの商品を詰め込んだギフトボックスを購入すると、モダンカリグラフィーで手書きされた「サンクスカード」（無料）がもらえるそうです。

また、それぞれの商品が持つストーリーを知ってもらいながら、じっくり贈り物を選んでもらえるように、店内にはカウンター席（2席）も設置されています。

「せっかくの贈り物だからこそ、からだにやさしいものを選んでほしい。『贈る側ももらう側も嬉しい』そのような立ち位置でギフト商品をご提案できるようなお店になれるよう、また、お客様に愛され『福』をお届けできるよう、“地域”に貢献できるコミュニティづくりを目指し、スタッフ一同頑張ってまいります」と話してくれました。

（北九州ノコト編集部）