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花と雑貨の店「コビトノイエ」に行ってみた 築110年のレトロな建物&花雑貨【北九州市八幡西区】

(アイキャッチ画像:花や雑貨が並ぶ「cobito no ie」店内)

カフェや書店など、いま全国的に古民家を利用したお店が増加中です。

宿場町の木屋瀬エリア(北九州市八幡西区)も町全体が古き佳き佇まいを残しています。

長崎街道郷土資料館にほど近い一角、長崎街道沿いのレトロな家並みのなかに、花と雑貨の店「cobito no ie(コビトノイエ)」はあります。

レトロな外観×カワイイ雑貨=うれしい、たのしい、発信地

引き戸を開けて、まず目に飛び込んでくるのは色とりどりのドライフラワー。土間を改造した店内に所狭しと様々な雑貨が並んでいます。

見上げると吹き抜けの天井には太い梁。ここは店主である石橋さん夫婦の実家で、110年の歴史ある建物です。

元々は福岡・天神のフラワーショップの同僚だったというお二人。この店はどのような経緯で誕生したのでしょうか。

雑貨好き、レトロ建築好きの筆者が、店主でフローリストの妻・石橋せかいさんに聞いてみました。

開店のきっかけは義父のひとこと

雑貨屋を始めたかった夫の石橋さんと、お花を扱いたかったせかいさん。義父から「ここで駄目なら他の場所でもダメ。ここでやってみらんか?」と、実家の建物を活用する提案を受け、cobito no ieが生まれたそうです。

土壁を塗ったり、合板で仕切りを作ったり、自分たちで少しづつ内装を整備。当初は石橋さんの両親の仕入れた骨董や和物雑貨を扱うなど、家族総出で店作りとしたことを懐かしみながら話してくれました。

その後もカウンターの配置を変えるなど間取りやディスプレイも試行錯誤を重ね、同店は昨年10周年を迎えました。以前は門司港マルシェなどイベントにも出店していたそうですが、子どもが産まれてからは、より地域に根ざした活動を大事にしているそうです。

ドライフラワーや花瓶など花雑貨の他にも、ピアスや髪飾り、ベビー用品、布小物、洋服に至るまで幅広い品揃え。生花も予約すれば購入でき、ウェディングブーケやウェルカムボードからお供えまで相談にのってくれます。

契約作家は20人以上  ギフトからセレモニーまで

豊富な品揃えの理由は、委託販売で契約している作家が20人以上もいること。契約作家は全国各地に及び、北海道から届いた物もあるとか。

また、珍しいところでは“紙雑貨”も。ポストカードのほか、海外のチケット類もあります。

これらは元々せかいさんの趣味で集めた物。コレクションが溜まってきたので、紙の雑貨が好きな人と繋がりたいとの思いから置き始めたそうです。

コレクター同士で盛り上がれるところも醍醐味の一つですね。

花に注ぐ深い愛情と地元を盛り上げる想い

SNSでも花小物の作り方などを発信している石橋さん夫婦。打てば響くように、店のことや花のことをたくさん語ってくれました。

ドライフラワーは繊細そうに見えて丈夫であること、美容室から人気が広がっていったこと──身近な場所だからこそ生活に取り入れるヒントになるのだと納得できました。

cobito no ieでは1本から買うことができるので、今度は自分で好きな花を組んでみたいと思います。

また、いつも「(お店の中を)3周は回ってみてください」と声をかけているそう。その訳は品数が多く気付かずに通り過ぎてしまうから。筆者も早く決めなくちゃと焦ってしまう性格なので、安心してじっくり見ることができました。

最後に「せかい」というお名前の由来も聞いてみました。アーティストネームではなく本名だといい、両親の「ひろい世界を見せてあげたい」との願いが込められているそうです。

せかいさんは、短い会話の中でこれまでの知識や経験などたくさん与えてくれました。ギフトの相談も、きっと的確なアドバイスがもらえると思います。

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