
てづくりホイップ&一晩寝かせた生地が魅力!テイクアウトクレープ店「ウッド」に行ってみた(北九州市八幡東区)
(アイキャッチ画像:「Wood」のクレープ 「てづくりホイップ・いちご」)
4月のオープン以来、地域のファンを増やしているクレープ&スムージーのテイクアウト専門店が北九州市八幡東区にあると聞き、早速家族と足を運んでみました。
JRスペースワールド駅から徒歩10分ほど。商業施設や博物館などが並ぶエリアを抜けた住宅街に、ほっこり佇む小さな店「Wood(ウッド)」があります。
夢二通りの案内板が設置されたところにある横断歩道を渡ると、目印となる“赤い屋根”が見えてきます。

店名に込めた意味は「一歩一歩成長」
「Wood」の店主・山口琢也さんに話を聞きました。
山口さんは、昔から木が好きだったそうで、お店を「Wood_treerings(ウッド・ツリーリングス)」と命名。意味は、「年輪」とのことで、木の切り株などの断面に見える円状の輪、1年ごとに刻まれる年輪のように、「一歩一歩成長したい」という想いが込められているといいます。
ただ、その名前が長いため、店の看板には「Wood」と表記しているのだそうです。
長い間、会社員をしながら、「いつか飲食店を営んでみたい」という想いを心の中で育ててきたという山口さん。前職を退職するタイミングで、応援してくれる友人から物件情報をもらったり、「人生は一度きり!」という言葉をもらったりするなど後押しを受け、開業に踏み切ったそうです。

今の物件は、歴代テイクアウト専門店として営業していた店舗で、以前は唐揚げ店だったそう。
内装は、すべて山口さん自身の手作り。唐揚げ店だったあとの壁についた油分と格闘しながら、木をイメージさせるクロスを貼ったり、木でできた小さな待合いベンチを置いたりと、店名でもある“木”のぬくもりが感じられるようにしたと言います。
お店の前には、ボードに可愛いイラスト。時々手伝ってくれる人が描いた作品で、犬好きのため店内にも犬の飾り物がいっぱいです。

穏やかな物腰で話す山口さんの人柄や思いがにじみ出た、あたたかく心地よい空間だと感じました。
てづくりホイップクリームとクレープ生地の秘話
「Wood」で使用するホイップクリームとクレープ生地は、山口さんが試行錯誤しながらようやくたどり着いたものだそうです。
「てづくりホイップクリーム」は甘い材料と合わせた時に甘すぎないように、クレープ生地はスイーツ系や惣菜系などどんな具材でも合うように、それぞれ生地の材料を配合。いずれも絶妙な味わいです。
生地を前日に仕込み一晩寝かせることで、もっちりでしっかりとした生地に仕上がるのだとか。
