ニンジン1本10円? 小倉中央商店街に出張八百屋さんが登場
「今日から小倉中央商店街内で野菜の出張販売が始まっています。ニンジンが1本10円で買えました!」
6月8日の昼下がり、「北九州ノコト」コミュニティメンバー・石川鯖右衛門さんから編集部に届いた耳より情報。これは見逃せないということで、情報をもらった直後に編集部員も出動。オープン当日、さっそく取材に行ってきました。
規格外の野菜や果物などを格安で販売
場所は、小倉中央商店街のクラフトビール専門店「11TAP」(小倉北区京町2‐7‐7)の店舗入り口。平日火曜~金曜の正午~午後5時の間で営業しているとのことです。
出店しているのは、青果店「やさいの彩菜」(小倉北区片野新町1-10-11)。「元々、規格外で安く仕入れた野菜をどこかで販売できないか探していたところ、食事の場でたまたま隣に居合わせた『11TAP』のオーナーさんと意気投合し、この場所への出店が決まりました」と話すのは、「やさいの彩菜」代表の山木真さん。
取材日の店頭には、1本10円のニンジンや5個で50円のタマネギなど、破格の値段の野菜、果物、花などが並んでいました。山木さんの「世界一安いニンジンです!」という呼び込みや驚きの値札に、通りかかった人の多くが足を止めて商品を見て驚き、購入していくという光景が見られました。
取材終了後には、編集部員も思わず、ニンジン(5本50円)、ジャガイモ(大きめサイズが3つ入って一袋200円)を購入。ずっしりとした野菜の重さも気にならないほどの満足感でいっぱいになりました。
スイカの切り売りや購入商品の預かりサービスも
「規格外で廃棄されてしまう商品でも、良い商品ばかりなので、安くお客さんに販売したい。また販売することで食品ロスにも繋げていきたい」と話す山木さんは、購入してもらいやすいよう、さまざまな工夫も考えています。
例えば、スイカ。店頭では丸ごと1玉で販売されていますが、お客さんの希望に合わせて、半分や4分の1などのサイズにその場で切り売りしてくれるそう。
また、営業時間内であれば、購入した商品を無料で預かってくれる嬉しいサービスも。野菜を持って歩き回らずに、ゆっくりと商店街での買い物やランチなどを楽しむことができるのは嬉しいですね。
今後は近隣地区限定で、配達のサービスも検討しているとのことです。
※2021年6月16日現時点での情報です
(北九州ノコト編集部)