【北九州で子育て】妊娠中はマタニティーマークを活用 市独自のサービスも

(画像提供:厚生労働省)

「どうしたらいいと?」「わからん!」

初めての妊娠は、わからないことだらけ。これから北九州市で子育てすることになる人が、安心して生活ができるよう、北九州市の制度や取り組みをご紹介したいと思います。

マタニティーマークとは?

マタニティーマークは、「お腹の中にあかちゃんがいます」と知らせるもので、赤ちゃんを包みこんでいるようなイラストです。マークの認知度は徐々に向上していますが、赤ちゃんがいるというお知らせ以外にもさまざまな役割があります。このマークを付けることでどのようなサービスを受けることができるのか、このマークを見かけたらどのような行動をとればよいのか。ひとりひとりが知ることで、思いやりの輪が広がります。

世界初・日本発の仕組み

キーホルダーを見るだけで「おなかの中に赤ちゃんがいます」とわかるマタニティーマーク。2006年、厚生労働省によって制定され、現在のデザインになりました。こうした仕組みは世界初とされており、現在は日本発の仕組みとして海外にも広がっています。

妊娠初期は、特につわりがつらく感じたり、疲れやすかったりする一方で、おなかが目立たないぶん周囲の人には妊婦だと伝わりづらいです。妊婦だということを伝えなければならない状況は、緊急時などには命の危険にかかわります。妊婦さんが安全に生活できる環境づくりのため、どの都道府県に行っても「妊婦」と伝わるよう全国でデザインが統一されたのが、現在の「マタニティーマーク」なのです。

どこでもらえる?

妊娠がわかったら、各区役所の保健福祉課から母子健康手帳の(紹介記事はこちら)申請をします。
交付を受ける際に、マタニティーマークのストラップがもらえます。万が一のときに「おなかに赤ちゃんがいる」ということを周囲に伝えられるなど大いに活躍をしますので、受け取ったらすぐに身につけましょう。

マタニティーマークを見かけたら…

妊娠初期はすごく大事な時期ですが、周囲の理解が得られにくい場合があります。北九州市は、市民へのお願いとして、妊婦への思いやり、気遣いを下記のように挙げています。

・電車・バス等では、優先して席を譲る。
・乗降時に協力する。
・近くでの喫煙は控える。
・お手伝いしましょうか?のやさしい一言。

当たり前といえば当たり前のことですが、周囲のちょっとした気遣いが妊婦さんの助けになります。

うれしいサービス「わらべの日」

毎月第二日曜日は「わらべの日」と呼ばれており、北九州市が子育て支援の一環として定めたものです。お子さま連れの方だけでなく、妊娠中の方も支援対象になっており、市内の協力施設や店舗で母子健康手帳、マタニティーマークを見せると粗品や飲食の割引などのサービスを受けることができます。

小倉北区の「西部ガス ショールーム ヒナタ北九州」では、レシピ本のプレゼント。門司区の西洋菓子店「チムチム」では、1000円以上購入すると焼菓子を1つプレゼント。戸畑区のコーヒーショップ「シャルム」では、通常780円のヘルシーサラダが500円で提供されるなど、嬉しい特典が満載です。
その他の協力店舗については、各区役所健康相談コーナーへ直接問い合わせましょう。

■各区役所健康相談コーナー

門司区 093-331-1888
小倉北区 093-582-3440
小倉南区 093-951-4125
若松区 093-761-5327
八幡東区 093-671-6881
八幡西区 093-642-1444
戸畑区 093-871-2331

5年前から流行“マタニティーロゼット”

厚生労働省のHPでマタニティーマークをダウンロードできることから、手作りのグッズを制作する方も増えています。ヨーロッパで愛されているロゼットは、ナポレオンが帽子に着けたバッジとしても有名ですが、マタニティーマークを中心部分に入れ、縁起が良いと言われるリボン勲章のロゼットを飾れば、かわいくおしゃれに見せることができちゃいます!“世界にひとつだけのマタニティーロゼット”を手作りする方も増えており、プレゼントとして人気があります。

北九州市を拠点とし、ハンドメイドアクセサリーを販売するStarfleu(Instagram@starfleu)では、ピアスやイヤリングの他、さまざまなカラーのマタニティーロゼットが並んでいます。

Starfleuのスタッフは、マタニティーロゼットを作るきっかけについて「友人たちの共通点が『妊娠中』で、何かプレゼントしたいと思ったことから、マタニティーマークをかわいくアレンジしたのが始まりです」と、教えてくれました。プレゼントとして購入する方が多く、「私のときにはこんなにかわいいマークはなかった!」と、羨ましがるお客さんもいるそう。生まれてくる子が女の子だと、髪飾りとセットでプレゼント。男の子だと青系のロゼットが人気だそうです。

※3月15日に取材しました。

画像提供:Starfleu

北九州市独自の「マタニティカード」

北九州市には「マタニティーカード」というものが存在します。これは「子育て日本一を実感できるまちづくり」を目指す市の妊婦支援策の一環として2017年から開始されたもので、妊婦の方が北九州市営バスの路線バスに乗車する場合、5割引になるサービスです(定期券、100円区間、1日乗車券は除く)。

マタニティカードは、以下の場所で発行することができます。

マタニティーカード発行場所 電話番号
NC若松商連案内所(福岡ひびき信用金庫若松支店前) 093-761-3479
旅行センター(小倉北区役所西棟地下1階) 093-582-3700
二島案内所(イオン若松ショッピングセンター内) 093-791-0036
若松営業所(若松区東小石町3-1) 093-771-2765
折尾駅前案内所(JR折尾駅オリオンプラザ内) 093-602-7321
向田営業所(八幡西区三ツ頭2丁目25-1) 093-691-0131

※その他のお問い合わせ「北九州市交通局(093-771-8401)」

市民みんなで知ることが大事

今年3月、インターネット上で「妊婦に席を譲りますマーク」が話題になりました。マタニティーマークの“逆バージョン”で、「妊婦さんの力になりますよ」というメッセージを発信するために作成されたそうです。厚生労働省からも許可をとっているといいます。

上記のような取り組みも含めて、まずは市民が「知る」ことで、妊婦の方が安心して生活できる街づくりが可能になるのではないでしょうか。思うだけでは伝わらない思いやりを、行動にうつせるきっかけになりますように。

(北九州ノコト編集部)

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