• HOME
  • 記事
  • 暮らし
  • 【北九州市】「砂津長浜トンネル」23年を経てようやく開通 渋滞解消に期待

【北九州市】「砂津長浜トンネル」23年を経てようやく開通 渋滞解消に期待

(アイキャッチ画像:「砂津長浜トンネル」長浜側(国道199号側)入り口)

国道3号(小倉北区砂津1丁目)と国道199号(小倉北区長浜町)を結ぶ「砂津長浜トンネル」が、5月17日午後3時に開通しました。

17日午前には開通に先立って、開通記念式典&通り初めが行われました。

事業開始から23年 国道3号・国道199号の連絡を強化

JRの線路の下をくぐる砂津長浜トンネルの路線名は、北九州市広域都市計画道路「砂津長浜線」。延長約720メートルの道路は、慢性的な交通渋滞を緩和・解消するために国道3号と国道199号の連絡を強化し、交通をスムーズにすることを目的に整備されました。

これまで国道3号と国道199号の連絡は、大里本町アンダーパス(門司区大里本町3丁目)と大里松原跨線橋(門司区松原3丁目)などに限られているため、慢性化した渋滞が発生していましたが、今回の砂津長浜トンネル開通により、都心部の交通渋滞の緩和・解消も期待されています。

1999(平成11)年度から進められてきた事業で、2004(平成17)年9月に工事着手、今年5月に砂津長浜トンネルの工事が完了。事業開始から23年を経て、ようやく開通の日を迎えました。

北橋市長「広域道路ネットワークの一層の強化を期待」

晴天のもと行われた開通記念式典で、北橋健治市長は「このトンネルの開通により、国道3号と国道199号の連携ができ、本市の広域道路ネットワークの一層の強化が期待されている。実感として街なかの交通量も随分変化すると思うし、便利になると思っている。企業の物流環境にもいい影響を与えるものと考えている。本市は国際競争力のある物流都市という目標に向かって努力を続けているが、そういったビジョンにもしっかり資するものだと大いに期待している」と挨拶しました。

北橋市長、藤巻浩之さん(国土交通省 九州地方整備局長)、鷹木研一郎さん(北九州市議会 議長)、河田圭一郎さん(北九州市議会 建設建築委員会 委員長)、望月聖史さん(小倉北警察署長)、立花三男さん(小倉北区自治総連合会長)によるテープカットが行われ、開通式典は閉式となりました。

歩行者・自転車は通行不可

その後、「砂津長浜トンネル」の長浜側入り口から砂津側の出口へ向け、複数台の車両による通り初めが行われました。

5月17日の午後3時から、一般車両も通行可能となっています。ただし、歩行者・自転車は通ることはできません。

なお、国道3号側の接続部は、西鉄バスの砂津バスターミナルやチャチャタウン小倉の近くとなっています。

※2022年5月17日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

関連記事一覧