【北九州】ウクライナ語版「窓口で使える指さし単語集」 学生の避難民が翻訳
(公財)北九州国際交流協会(北九州市八幡西区黒崎3-15-3コムシティ3階)が令和2年度に作成した「窓口で使える指さし単語集」に、「ウクライナ語版」が登場しました。
翻訳を行ったのは、北九州市に避難している学生の避難民2人です。
区役所などの窓口で使用頻度の高い言葉をまとめて翻訳「窓口で使える指さし単語集」
「窓口で使える指さし単語集」は、「在留カード」「パスポート」「運転免許証」ほか、区役所などの窓口で使用頻度の高い言葉を一覧にまとめて翻訳したもの。職員と外国人市民とが指さしでやりとりできるツールとして活用されており、これまでに英語・中国語・ベトナム語・ネパール語のものが用意されていました。
現在、北九州市では、「ウクライナひまわりプロジェクト」として見舞金の支給、公営競技局による支援金の支給など、ウクライナ避難民の支援を実施。また、北九州国際交流協会に「ウクライナ避難民相談窓口」を設置し、避難民のニーズに沿った伴走型支援を行っています。そこで今回新たに「窓口で使える指さし単語集」のウクライナ語版が作成されることとなりました。
ウクライナ語版の翻訳を行った避難民(学生)からのメッセージ
ウクライナ語版の翻訳を行った避難民(学生)からは、「この美しいまち北九州市に滞在する機会を与えてくれた日本政府と北九州市に心から感謝を申し上げます。また、私たちが受けてきた全ての皆さんのサポートに、とても感謝しています。これらのサポートがなければ、私たちの道のりはどんなに険しいものであったか想像もできません。すべての人々のおかげで、私たちが訪れることを夢見てきた国・日本で、私たちは人生を楽しむことができています!今回、市からの依頼でウクライナ語の翻訳作業を行いました。微力ながら、私たちが翻訳した資料が必要とする皆さんの役に立つことを願っています」とのメッセージが寄せられています。
今回登場したウクライナ語版を含め「窓口で使える指さし単語集」は、「北九州国際交流協会」ホームページからダウンロード可能です。
※2022年6月7日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)