全焼の「小倉昭和館」への応援メッセージ 商店街で発見【北九州市小倉北区】
8月10日夜に北九州市小倉北区旦過地区で発生した火災により、焼失した1939年(昭和14)創業の老舗映画館「小倉昭和館」。
小倉の街なかには、小倉昭和館がいまどういった作品を上映しているかを案内するポスターやチラシなどを貼っている場所が複数ありましたが、そのうちの2カ所で小倉昭和館への応援メッセージが掲示されているのを発見しました。
魚町銀天街の「酒房 武蔵」
魚町銀天街内にある居酒屋「酒房 武蔵」の店先には小倉昭和館PRコーナーがあります。
上映中止になった映画のチラシもそのまま貼ってありました。上映スケジュールを見ると、小倉昭和館でこれだけの多彩な作品が上映予定だったことがよく分かります。編集部員も見に行こうと考えていたものがあるので、改めて失ったものの大きさを知ります。
その横に、お店からの旦過地区へのお見舞いメッセージがありました。
京町銀天街の「カクシン」
京町銀天街の中にある履物店「カクシン」の外にある小倉昭和館のPRコーナーには、火災後の同館に関する新聞記事の切り抜きと一緒に、応援メッセージが貼ってありました。
「昭和30年代 子どもの頃よく親に連れられて行った映画館(中略)全焼なんて残念でたまりません」というカクシン店主からの応援メッセージが胸に響きます。
これらの応援メッセージを見ると、小倉昭和館が地元の人たちに愛されてきたこと、応援していることが伝わってきますね。
※2022年8月19日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)