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「キタプロカフェ」北九大生がビジネスモデルを一から手掛けた期間限定カフェ【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:「キタプロカフェ」の皆さん)

北九州モノレール「香春口三萩野」駅より徒歩3分、小倉北区香春口にあります「キタプロカフェ」は北九州大学地域創設学群キタキュープロモーション実習の一環で、2023年の2月限定で営業している期間限定のカフェ。

2月7日から店舗オープンしているので早速行ってきました。

出店背景は北九州食材の地産地消、地域貢献、活性化

北九州を盛り上げることを一番の目標に掲げ、アイデア立案から、コラボ企業への営業、商品開発、広報、調理製作、販売、衛生管理者資格取得まで、昨年4月から約1年かけて全て学生たちだけで自主的に行なっています。

北九州の食材を使おうと地元養鶏場・パン屋さん・醤油醸造所などとコラボし多数の協力をもらいながら地産地消、地域活性化を念頭に今日まで進めてきています。

またビジネスを実習することも大切な目的で、投資、営業費用は全て学生たちが自ら持ち寄り、上がった利益の一部は旦過復興のために寄付、残りは自分たちに配分とリスクを背負いながらも真剣に利益を出そうとしている取り組みがまさにビジネスさながらであり、筆者もこういう体験がしたかったと思いながら聞いていました。

『おしゃピク』がコンセプト


おしゃれピクニック、略して『おしゃピク』を意識してイートインスペースを学生たちが自ら室内装飾。有りものを工夫して少し日常離れした空間に仕上げていて逆にそれが妙に筆者は落ち着きました。

もちろんテイクアウトのみの利用も大丈夫です。

お店おすすめ商品、人気メニュー

ハンバーガー、サンドイッチ、ホットドッグ、野菜スープ等々、多彩なメニューがある中で特にお店おすすめの商品をいただくことにしました。

「もろみバーガー」(400円)は、小倉南区の松中醤油本店のもろみをメインに使い、豚肉、玉ねぎを炒めて、八幡東区のベーカリーテンダーのバンズでサンドした珍しいもろみメインのバーガーです。もろみの旨みを存分に感じられます。

「たっぷりフルーツサンド」(400円)は、生クリームがたっぷりすぎで嬉しくなってしまいます。フルーツはイチゴ、キウイ、バナナ、リンゴが使われていて、すごく満足感ありパンもフワフワです。

「しおかぜ×おひさまサンド」(400円)は、白身フライにタルタルとトンカツソースを使い食欲そそる味付けの「しおかぜサンド」に、若松区のなかにし養鶏場の有精卵を使った味の濃い「おひさまサンド」がセットになっていて、2種類を少しずつ食べられるお得セットです。もちろん各々単品でも購入可能です。

「野菜スープ」(100円)は、学生たちが八幡東区猪倉で地域の人たちに農業を教わりながら農業による地域創生化を目指し地域密着型の農業実習をしている中で生じた売りものにならない食材や端材を安価で仕入れ、その可食部を使い野菜たっぷりスープに仕上げています。仕入れられる野菜がさまざまですので味は日替わりですが、取材日は風味の良いミネストローネ風スープでした。まさにフードロス削減にもなるSDGsな取り組みです。

三萩野店舗と並行してテイクアウト専門も出店

小倉北区魚町のビッコロ3番街前でも店舗と同日に出店していて盛況なようです。通りがかったらつい寄ってしまいますね。

地域に根付く活動を

このキタプロカフェは毎年違ったコンセプトで1、2年生が実習していて店舗運営は今年が初めてだそうです。昨年末の学内販売からスタートし1月には小倉駅前などで出店。瞬く間に300食完売してしまうなどこの活動が地域にしっかり根付いてきています。

「来年も新たなメンバーを迎え今までの経験を活かしながら向上心を持って、ゆくゆくはこの北九プロモーション実習が『ブランド』として認知してもらえるよう頑張りたい」と話していました。

この地元北九州を盛り上げる活動を我々市民も一緒に応援していけたら素晴らしいですね。

最新情報は「キタプロカフェ」インスタグラムで確認できます。

■店舗住所/北九州市小倉北区香春口1-5-21 comichi香春口10号
■出店住所/北九州市小倉北区魚町3-3-20 中屋ビル1F
■営業時間/11:00~16:00 ※完売時点で終了
■営業日/2023年2月の火曜・木曜
■駐車場/近隣にコインパーキング多数あり

※2023年2月14日現在の情報です

(ライター・ふくちゃん)

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