「小さなパリ祭2020」今年は1か月半の分散開催 北九州でパリを感じよう

「café à table(カフェ アターブル)」(戸畑区) は、フランスの家庭料理とお菓子などを提供する小さなカフェです。

年に1度、フランス各地をテーマに飲食店や雑貨屋が出店する「小さなパリ祭」を主催しています。

4回目を迎える今年は、10月2日~11月14日の1か月半にわたって開催することが決定しました。

今年は1か月半の開催に

これまで旧古河鉱業若松ビルで開催していた「小さなパリ祭」ですが、一度に多くの人が集まってしまうことから、今年は同会場での開催は断念したそうです。

カフェ アターブルのオーナー高浪まさみさんは、「コロナの影響で、今年の春からほとんどのイベントが中止となり、暗い話題ばかりが続いています。気を付けながら楽しめる方法を考えた結果、1か月半に渡りイベントを分散させ開催することに決めました」と、店舗での長期開催に変更した経緯について話してくれました。

3つの企画でパリを味わう

10月2日から11月14日まで開催される「小さなパリ祭」は、菓子・料理研究家の山本ゆりこさんによる「ふたつの写真展」、2週間ごとに出店者が変わる雑貨や本、アクセサリーなどの「ポップアップストア」、市内で人気のフレンチ店やパン屋などが毎週土曜日に入れ替わりで参加する「マルシェ・グルマン」の3つの企画に分かれています。

「ふたつの写真展」は、山本さんの著書『フランス伝統菓子図鑑』と、パリの風景や街並みを写真におさめた『パリの街角』から、かわいらしいお菓子の写真が展示されています。観覧は無料で、展示品の販売も行われる予定です。

「ポップアップストア」は、「apartment(アクセサリー)」「ナツメ書店(本)」「Flor Floha(花・キャンドル)」が、カウンター前のテーブルで2週間ごとにテーブル市を開催する予定です。

「マルシェ・グルマン」に参加するのは、「POT AU FEU(小倉北区)」「ぐらんどじゃるだん(若松区)」などのフレンチ店や、「BRICK BY BRICK(小倉北区)」「ちまちま(小倉北区)」などのベーカリー、農薬や化学肥料を使わない、露地野菜が人気の「百家農園(宮若市)」などで、毎週土曜日に入れ替わりで出店します。

パリの風を感じに

オーナーの高浪さんは、「好きなお店の出店日に合わせ、好きな時間に来て楽しんでほしい」と話します。これまで1日だけだったイベントを分散させたことで、「これまで都合がつかず行けなかったが、今年は参加できそう」との声もあるそう。

「北九州でパリの風を感じながら、お気に入りのものと出会ってほしい」と、新たな形でのイベント開催に向け準備を進めます。

◆小さなパリ祭2020(10月2日~11月14日)
場所:café à table(カフェ アターブル)
時間:11:00~16:00(定休日 木・日祝)
SNS:Instagram(a_table_masami)/Twitter(@cafe_atable

◇ふたつの写真展 10月2日(金)~10月21日(水)「パリの街角」
10月30日(金)~11月14日(土)「フランス伝統菓子」
◇ポップアップストア 10月2日(金)~10月14日(水)apartment(アクセサリー)
10月16日(金)~10月28日(水)ナツメ書店(本)
10月30日(金)~11月14日(金)Floe Folha(花・キャンドル)
◇マルシェ・グルマン 10月3日(土)POT AU FEU(ビストロ)/BRICK BY BRICK(バゲット)
10月10日(土)à table(コンフィチュール)/ちまちま(バゲット・カンパーニュ)
10月17日(土)ぐらんどじゃるだん(ビストロ)/BRICK BY BRICK(バゲット)
10月31日(土)よるのおやつ(菓子)
11月7日(土)TIGER MILK/ダグリダ(カヌレ)
11月14日(土)CHALUCA BEKERY(パン)/百家農園(野菜)

(北九州ノコト編集部)

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