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北九州DX大賞グランプリは「西原商事ホールディングス」 北九州国際会議場で表彰式開催【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:北九州国際会議場)

北九州市がDXで事業変革する市内中小企業を表彰する「北九州DX大賞」について、令和5年度の受賞企業が決まり、グランプリに産業時廃棄物処理業を営む株式会社西原商事ホールディングスが選出されました。2月15日には北九州国際会議場で表彰式が開催されます。

北九州市では、令和2年度よりDX(デジタル・トランスフォーメーション)支援の取り組みを開始。経済産業省が中堅・中小企業のDX好事例を選定する「DXセレクション」において、これまで全国で8社が受賞している中、北九州市の企業から3社が選定されているなど、モデルとなる企業が生まれ始めています。

グランプリは<廃棄物管理システムの全国展開に関する取り組み>

DXとは、企業がデータとデジタル技術を活用し顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルや働き方の変革をするとともに、新たなデジタル時代にも十分に勝ち残れるよう自社の競争力を高めることです。

北九州DX大賞の第1回目となる今年度は、2023年9月11日から10月27日の間で募集を行い、有識者による審査を踏まえ受賞企業7社を決定しました。

グランプリに選ばれたのは、株式会社西原商事ホールディングス。産業時廃棄物処理業を営む同社では、廃棄物管理システムを全国展開しました。DXが注目される前から廃棄物業界でデジタル化を推進、新たなサービスに発展させたとして評価を得ています。

準グランプリに選ばれたのは、株式会社戸畑ターレット工作所と松本工業株式会社の2社。いずれも製造業です。

戸畑ターレット工作所は製造業DX支援を新事業として展開し、生産ラインの課題をデジタル技術により解決。その経験やノウハウにより地域活性化に貢献すべく北九州市の企業への波及効果が大きく、今後もさらに進化するイメージがわくと評価されました。

独自工法等によるメーカーへの変革を行い、同じく準グランプリに選ばれた松本工業株式会社。主力事業の自動車部品メーカーからの加工受託が抱えている課題に対し、デジタル技術をフルに活用し、自ら市場を開拓できるメーカーへの変革に取り組み、品質管理や生産性、人材育成など全体最適を目指した一つのケースになり得るとされています。

優秀賞には焼き立てクロワッサンでお馴染みの<クラウン製パン>も

優秀賞は4社です。株式会社EVモーターズ・ジャパンは、人の経験に頼らない工場稼働として、高品質なEV製品およびマネジメントシステムの提案および社会的合理性の確立に向けた取り組みを行いました。

クラウン製パン株式会社は、労働者の健康管理や人手不足に対し、経営者や管理層が事業活動の状況を把握し適切に指示できる社内システムを構築しました。

株式会社ケントクは、労働者の健康管理や安全管理システム開発し、同じ地方建設業界に展開することで業界の活性化を図りました。

株式会社ハピクロは、保育実務を補助する機器やシステムを開発。職員の実務負担を軽減し、保育業界のDX推進コンサルティング実施による保育業界従事者の労働環境改善の促進しています。

受賞企業7社による取り組みの発表などを行う表彰式も開催

2月15日開催の表彰式では、受賞企業7社による取組内容の発表や武内市長による受賞7社への表彰状授与などが行われます。また同日、デジタル活用をテーマに企業と都市の未来を描くためのイベント「北九州DXカンファレンス2024」が開催予定です。

開催時間は午後1時~午後2時まで実施予定。場所は、北九州国際会議場メインホール(北九州市小倉北区浅野3-9-30)。当日はいろいろな業種の企業が受賞しており、各社の様々な取組内容が気になりますね。

申し込み等詳細は北九州DXカンファレンス2024のホームページで確認できます。

※2024年2月14日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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