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「若戸バル」に行ってみた!グルメ等で街の魅力を再発見【北九州市若松区・戸畑区】

(アイキャッチ画像:若戸バル)

3月31日まで開催中の若松区と戸畑区の魅力を発信するイベント「若戸バル」。本イベントは、若戸大橋が国の重要文化財に指定されたのを記念して2022年に初開催し、今回は2回目の開催です。

若戸大橋・トンネルが公営競技収益金のおかげで無料化して6年。若戸バルの魅力について、往来がしやすくなった実感も合わせてお届けします。

若松区と戸畑区から約60店舗参加 迷うのも楽しい!

若戸バルのチケットは各参加店で販売。3000円で若松区と戸畑区の参加店で使える、各区2枚ずつのバルチケットがついています。専用のパンフレットが付いており、参加店一覧と店舗の紹介、周辺地図、渡船やバス、タクシーなど交通機関の案内が掲載されています。

A5サイズでカラフルに見やすくまとめられたパンフレットはとても使いやすく、バルが終わっても店舗の参考に利用できるようなしっかりした仕様です。

参加店は初開催時より10店舗が増えています。それぞれの店でバル用の特別メニューが用意されています。また、飲食店だけでなく、花屋やドッグサロンなどにも参加しています。各店のコメントなどを見ながら訪れるお店を選ぶのも楽しいですね。

なお、バルチケットは1日で使い切っても良いのですが、期間中なら購入日以外でも使えます。返金は行っていないので、開催終了の3月31日までに使い切るのをお忘れなく!

実際に「若戸バル」へ行ってみた~若松編~

まずは若松区へ。1店舗で1バルを使おうと、ジャンルの異なる2つの店を訪れました。

ひとつめは本町にある「グリルキッチンTOMATO」。初めての入店は緊張しますが、「若戸バルで来たんですけど」と言えば、気負いも和らぎます。おひとりさまでも温かく迎えてくれました。

グリルキッチンTOMATOのバルメニューは1バルの場合「お好きなドリンク1杯+おつまみ3点」でした。ちなみに2バルでは「30分飲み放題+おつまみ3点」なのだとか。

筆者は、以前から飲んでみたかった「北九州レモンサワー」をチョイス。酸味の爽やかなパンチでリフレッシュ!「おつまみ3点」はどれもとても美味しく日々の料理づくりの刺激にもなりました。おつまみは日がわりですが、枝豆は定番で不動の人気メニューだそう。

そしてTOMATOで楽しんでいる最中に、かねてから訪れてみたいと思っていた「若松 花のチモト」でもう1バル使用したいことを思い出しました。幸いにも店は隣だったこともあり、マスターに相談すると「行って来ていいよ、注文して出来上がったらここへ持って来てもらったらいいよ!」とのことで、食事の途中ですが、若松 花のチモトへ向かいました。

徒歩30秒ほどで花のチモトへ。思わず見惚れてしまうサロンのような店内。

店内は、桃の節句の飾りが華やかなです。今回は季節のブーケを作ってもらいました。

家でブーケを若戸バルに参加した記念として、あらためて撮影。

お店から出て戸畑区に移動するため渡船に乗ります。あいにくの大雨でしたが、渡船は動いていていました。運賃の大人100円(小児は50円)という低価格な値段設定はありがたいです。戸畑区まで約3分の船旅を満喫しました!

実際に「若戸バル」へ行ってみた~戸畑編~

渡船から戸畑区へ着き、戸畑駅の向こう側の広い通りへ。旅のシメのひとときを過ごしに20時からOPENのBAR「VANQUISH(バンキッシュ)」へ。

マスターは、とても気さくな方で温かく迎えてくれました。

コロナ禍で大変だった時期に店内をDIY、壁の塗替えを行ったというマスター。元スポーツ店だったという半地下の店内を、カウンター席にしておりユニークな空間です。バルメニューは好きなドリンク2杯とチャーム(お菓子やおつまみ)でした。

最後のバルを使用するため日を改めて昼間、電車で戸畑へ。駅のホームから見える若戸大橋を眺める景色は気持ちが晴れます。青い空に橋の赤が映えますね。

向かったのは、戸畑ならではのスイーツを追求するテイクアウト専門店の「N.point(エヌ・ポイント)」。

バルメニューは、王様のチーズケーキと動物クッキー+スタッフおすすめの焼き菓子

また、バルメニューとは別にほかにも「二丁目カステラ」「二丁目チーズ」というネーミング商品もユニークで気になりました。しわしゅわ食感の焼きケーキは焼き時間の案内があり人気をうかがわせます。
さらに気になったのは戸畑を意識した商品「山笠プリン」です。「東」「西」「中」「天」の4山があり、1個から買えます。やさしい甘さと黄身感が美味でした。戸畑大山笠の紹介メッセージも粋だと感じます。

歩いてみないと分からない街のおもしろさ

若戸バルでは、街の魅力ある店を知れただけではなく、出会いや発見がたくさんありました。特に良かったのは、若松と戸畑の往来で、移動のストレスフリーを実感したことです。これまで「遠い」ような気がしていただけで、戸畑駅から南小倉駅までバスで20分ほどでした。

五市合併して60周年。各区の魅力を知れば知るほど、まだまだ知らないことも多いと気づかされました。

イベント詳細は若戸バルのインスタグラムで確認できます。

※2024年3月28日現在の情報です

(ライター・しまだじゅんこ)

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